2012/10/12 22:34
ライダー陣営と
「お、娘!また会ったな!!」
「あ、ライダーと…そのマスター」
「なんだよ、僕はついでか!?」
「そんな小さい事でカッカするな坊主。だからお前は小さいんだ」
「煩いぞライダー!」
「仲いいんだね、羨ましい。今日は二人で買い物?」
「そんなところだ。今日は…一人、か?英雄王はどうした」
「うん、今日は…ちょっと」
「だいたいなライダー、アーチャーのマスターはトオサカだろ?なんで何の関係もない、コイツと一緒にいると思ってんだよ」
「…それもそうだな、うむ。ただな、あの時見た英雄王はこの娘を大事にしているように見えてだな」
「(まあ、あの時のアーチャーは私と契約してる方だったからな…)ねえ、二人も聖杯を目指しているんでしょう?」
「応とも!!」
「良かったら聞かせてもらってもいい?聖杯に何を願うのか」
「良かろうて。余はな、受肉したい。この世に一個の根を落とし、また…とな。ちなみに余のマスターの坊主は身長を30センチばかり…」
「適当な事言うな!僕の願いはそんなんじゃなーい!!僕は、僕の願いは僕を馬鹿にしてきた人達を見返して認めさせる事だ!!」
「…ふーん?なんだか征服王の願いとは対照的に小さな願いなのね」
「な!?」
「ほう?何故そう思う」
「だって、そんな認めさせるなんて命をかけて、しかも他人の命を奪ってまでする事?そんな他人の命を奪ってまでする事じゃない。それならただの殺人鬼と変わらない。認めさせるなら、他の道があるし、何よりそれは努力よ。それが駄目なら本当にただ簡単にできないだけ。そんな事を願うなんで馬鹿よ」
「〜〜っ、お、お前に何がわかるんだよ!」
「わからないよ」
「……へ?」
「わからない。私にはわからない。そんな事に自分の命も他人の命も厭わないなんて。ここの聖杯に託す願いには不釣り合い過ぎる」
「…娘?どうした?」
「あそこの聖杯だって、命がけ。でもここよりも万能ではないし…それにしてもここの聖杯に願う事柄じゃないのは明白よ。そんな願いは努力したらいい。身長は…願ってもいいんじゃない?その年での成長…うん、難しそうだし」
シリアスにしないようにした結果がこれだよ!