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2017/02/13 16:42

バレンタインネタSS
(会話文のみ)


キャスニキ
「キャスター、はいコレ」
「お、バレンタインのチョコってやつだな。しかしお前も暇だな」
「作るのは皆と一緒で楽しかったし、こうやったお世話になっているサーヴァントと話すきっかけににもなるからいいじゃない」
「なんだ、俺に構って欲しかったのか?」
「……一応直接契約のキャスターに一番に来たけど間違いだったかな」
「どういう意味だ、それ」

プロト
「はい、プロト」
「お、まさかお前から貰えるとはな」
「マスターだもの、サーヴァントに用意するよ」
「ただな、あっちのマスターに貰って返せるもんねえや…」
「いいよそんなの。貰ってくれるのがお返しです」
「……欲がねえな」

ランサー
「ランサー」
「よし来た待ってたぞ」
「……はい、どうぞ」
「なんだよその態度」
「貰える自信満々だなって思って」
「そりゃそうだ、貰えないとは思ってないからな」

エミヤ
「ここに居たのか」
「あ、エミヤ。良い所に」
「私からだ」
「ありがとう。私からも」
「…………」
「昔を思い出す?」
「いや」
「そうだね、昔は私があげて士郎くんはホワイトデーだったもんね」

ディル
「ディル、バレンタインのお菓子よ。よかったら食べて」
「よろしいのですか?」
「大丈夫、安心して。私と契約しているサーヴァントに配っているから」
「何の心配ですか…」
「特別扱いしてないよって事。でも、契約順には配っているつもりよ」
「日本の年功序列、というやつですか。それならば」
「ディルって、変な所で律儀よね…」

百貌のハサン
「ハサン、はい日頃のお礼。……ハサンは沢山いるから、他のサーヴァントより多いの。秘密よ」
「なんと恐れ多い、有難く頂戴いたします。我らからも」
「すごい!ハサン達の顔が描いてあって細かい!!これ手作り?」
「勿論でございます」
「…なんだかこんな凄いモノを貰って私があげたお菓子だと恥ずかしい」
「な、何をおっしゃいます!我らとて日頃の感謝の品でございます」
「この細かい芸を教えてほしい………」

バーサーカー
「バーサーカー」
「なんだ」
「はい、バレンタインのお菓子。食べてね」
「……これはお前の血が入っているのか」
「…………そんな不衛生なものは入れてないよ。普通入れないよ」
「なら不要だ」
「え………」
「サーヴァントに食事は不要だと言っている。じゃあな」














おまけ

オジマンディアス
「何をしている我が娘よ!」
「娘じゃありません。オジマンディアス、はい」
「む?…ほう、父に菓子を献上するか!許す、して褒美はなにがいい」
「褒美って…」
「マスターにはスフィンクスの仔をやったが…」
「スフィンクスの仔…」
「そうだな、同じでは芸がないと笑われるがお前には1頭だけだがやろう。マスターにやったやつとは違ういい血統の仔だ」
「いえ、無理ですお世話できません、やめてください」



アーサー(プロトセイバー)
「え、私に?」
「貰ってくれると嬉しいな」
「ありがとうマスター。そうだ、お返しはないがいいだろう」
「お返しなんていらないわ、貰ってくれるのが一番のお返しだから」
「そうはいかないよ。そうだな……いい案が思いつかない…少し時間をくれないか」
「気にしなくていいのに。真面目ね」


黒髭&ガウェイン
「黒髭さん、はいバレンタインのお菓子」
「拙者に?マジでマジで??」
「マジでマジマジ」
「うひょー!!マジありが(剣が二人の間を通り抜ける)ぎぎゃああああああああ!!!ってまた手前か!!」
「我が主に手を出すなと何度言えば学習するのです、賊が!」
「ガ、ガウェイン…私が黒髭さんにって」
「そうだそうだ!!つうか、あんなサーヴァント早く契約切った方が##name_1##たんの為だと思う拙者」
「余程その首と胴を切り離してほしいと見える、もしくは太陽に焼かれたいのか」
「黒髭さん逃げて!!」
「〜〜〜〜っ、顔がちょっっといいからって調子乗ってんじゃねえぞ!!!」
「##name_1##!何度あのような賊と関わるなと申し上げれば理解していただけるのです」
「黒髭さん悪い人じゃないのよ?ちょっと変わっているけど」
「何かがあってからでは遅いのです。我が王のマスターたる貴女が」
「はい、ガウェインにも」
「はい?」
「日頃の感謝にお菓子を渡していただけよ」
「あ、ありがとう…ござい、ます」
「そこは素直なのね」