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2014/09/09 11:08

「うえええ!?お、お姉ちゃん!?」
「やほー坂道。お姉ちゃんだよ」

オレの後ろからひょこっと顔を出した##name_1##に弟である小野田が叫んだ。
##name_1##とは同じ大学で、同じ県出身ということで話すようになり、少し前に小野田の姉であるという事が発覚した。その場に居合わせた荒北の顔もそうだが、##name_1##がアハハハと軽く笑っていたのが印象的だ。あの母にして娘ありかもしれない。

「な、なんでお姉ちゃんがいるの!?しかも金城さんと一緒に」
「一緒に帰ってきて、一緒に行くかって誘われたから」
「だって帰ってくるなんて」
「お母さんに連絡してたよ、聞いてない?」
「聞いてない…」
「ドンマイ」

出身校の部活の見学に誘えば、##name_1##は喜んでついてきた。弟の部活が気になるからと言っていたが…たぶんこの顔を見たかったんだろう。

「金城さん」
「久しぶりだな今泉」

そんな光景を見ていると、今泉や古賀といった部活のメンバーがそろってきた。初めて見る顔は小野田の一緒にいる##name_1##に興味があるらしく、いろいろ話しかけている。