2013/01/24 22:32
主は出てきません。
「衛宮士郎!正直貴方の事は気に食いませんが、折り入って頼みがございます」(精一杯の譲渡した態度)
「おい、それが人にモノを頼む態度か?(まったく自分のマスター以外には酷い態度だな…)」
「だって私、ご主人様以外に可愛い女の子できませんので。申し訳ございませんねえ。ええ、可愛いのは外見だけにしてます。ご主人様の前では女の子なのですので」
「………で、なんだ?」(諦めた)
「そうそう。実はお料理を教えて頂きたく。不愉快にもご主人様は貴方の作る料理を大層気に入ってまして。それでご主人様が喜ぶのならと私も腕をふるいたいなーって。ご主人様にほめてもらいたいのです、美味しいよキャスターって!」(きゃっ)
「…まあ、いいけど…なんで俺なんだ?アーチャーか桜だって」
「腕は認めますがアーチャーさんは何だか気に食いません。桜さんの師は貴方なので頼みに参りました」
「……(消去法で俺かよ)」
「なにか?」
「いや、なんでも。それでキャスターのご主人様は何が好きなんだ?」
「私、はんばーぐとやらを作りたいです!」
「いや、好物を聞いたんだけど…」
「まずは私が作りたい物を極め、それからご主人様に好きになっていただこうかと。ダメです?」
「………いや、いいんじゃないか?」
噛み合わない士郎とキャス狐にしたかった。