ついつい | ナノ
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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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2013/01/23 11:27

最初に言った主の一言が始まり。

「ガウェイン」

「はい、お呼びでしょうか」

「ラーメンが食べたい」

「…らーめん、です…か?」

「うん。ラーメン」

「で、では購買に行かれるのですか?」

「それがね、ちょっと今手が放せなくて。悪いんだけどガウェイン買ってきて。マイルームの鍵は開けてあるから。お金も持っていって。そういうことでお願いね、信頼しているわガウェイン」

「…は。(そこまで言われてしまえば、やる他ありませんね)」


take1

「主、買ってまいりました」

「ありがとうガウェイン…ん?」

「…?」

「おしい、これ、うどん!!」

「な、なんと!?も、申し訳ありません!!ただいま買い直して…」

「あー、いいよいいよ。これ食べるから。次回は宜しく」

「(騎士として失格だ…これでは主に見放されてしまう…!!)」


take2

「主、今度こそ!」

「はいはー…おしい!!これ、そば」

「な…!?」

「まあせっかく買ってきてくれたから食べるね。いただきます」


take3

「主!!これでどうでしょうか!?」

「んー…あー…これ、わざと?」

「ま、また間違えてしまいましたか…?」

「これ、どうみてもパスタだよね」

「ち、がうの…です、か」

「ちがいますね。食べますけどね」

take4

「主!!」

「はいはーい。こ、これは…!!」

「ついに正解ですか!?」

「おしい、実に惜しいぞガウェイン!!これはフォー。ラーメンに似てるけど違うのよ」

「…な」

「食べるけどね。食べますよ。私はいつになったらラーメンが食べられるのかしら。もう私が買いに行こうかな…」

「私が必ずや任務をやり遂げます!!暫しチャンスを…!!」

take5

「あるじ!!!」

「はーい、んな!?」

「麻婆豆腐らーめん!!」

「ごめん、確かにラーメンだけど、これは私食べられない!!というか、これ何処で手に入れたの!?湯気で目が痛い!!においで咽る!」(げほんげほん)


take6

「ガウェイン、貴方ラーメン知らないでしょ」

「そ、そのような事…」

「よし、じゃあ今度は一緒に食堂に行こうか。それで貴方のラーメンを見よう」


実はラーメンを知らないガウェインという話なだけ。
頑張るけど報われない。というか、どんなのか聞けばいいのに聞けないという。
聞きたいけど主は忙しいから…という気遣い。
聖杯からの知識?そんなのログアウトです。