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2013/01/12 20:49

電話越しにディル、隣にクー

「もしもし、どうしたのディル兄(また電話か…)」

『いや、特に用事はないが。そっち変わりないか?』

「うん、変わったことないよ。毎日電話してるんだもん、そうそうないよ」

「ディルか?」

「大学はどう?またファンクラブから逃げてるの?あ…」(頷き→携帯奪われ)

『あ、ああ…いつも友人に助けてもらってる。そうだ、今度こっちに遊びに来ないか?連休とか』

「残念だがそれは却下だ」(にやり)

『な!?この声は兄さん?なんで…(また実家帰ってるのか)』

「次の連休は俺とデートなんだよ、残念だったな」(ふふん)

『携帯を返してくれ兄さん、俺は妹と話していたんだ。それに次の休みとは言ってない』

「クー兄、私のど乾いたからお茶持ってくるけど何かいる?」(携帯どうでもいい)

「一緒ので」

「ん。」

『何が一緒なんだ?兄さん、いいから早く替わってくれ』

「いやー、シスコンの弟ディルよ。またまた残念な事にお前の大切な妹は席を外してるぞ」

『…兄さん、また実家に帰るなんて、それでも自立したといえるんですか?(俺だって…地元の大学にしたら良かった…でも、この大学は妹が行きたいって言っていたから…)』

「クー兄、はいお茶。ここ置いておくね」

「おう」(携帯返し)

『恥ずかしいと思わないのか!?実家に入り浸って…それでも自立するつもり、本当にあるのか!?』

「え、あ…ご、ごめんなさい。自立は、する…つもり、です」(あわあわ)


タイミングが悪いディル