22 放課後。 無事部活を休む事が出来たらしい青峰と黒子。 赤司達も来るかと思っていたが、みな部のレギュラーという事もあり今回は不参加となったらしい。 場所は教室。 ××、青峰、黒子以外には誰もいない。 「さて、それじゃ初めようか?まずはこれ」 「?、なんだこりゃ」 「人っぽい形してますね」 「これで人探しするの。ほら青峰、これ持ってマネージャーのこと探して」 「はぁ!?俺がかよ!」 「だって付き合い長いんでしょ?だったら確率高いじゃん。ほら、真面目にやんなきゃ見つからないぞ」 「青峰くん早くしてください」 「テツまで!?」 ほら早くー。と黒子と一緒に青峰を急かす。 ま、そんなに急がなくてもいいんだけどノリで。 ××は青峰の手のひらに人型の紙を乗せ、探したい相手の事を強く思い浮かべろと言った。 「「!!?」」 ふわり。 人型の紙が浮き上がる。 おそらく成功。 「青峰、その紙に命じて。『行け』って」 「い、行け?」 ビュンッ、 青峰がそう言うと紙は勢い良く教室のドアの隙間をすり抜け飛び去って行った。 普通にドア開けとくの忘れてたわ。 と心の中で激しく後悔する××。 ヘタをしたらドアのガラス割れてた……。 ハラハラしながら××は青峰と黒子を連れ教室を出る。 「さ、追いかけるよ二人とも」 |