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「行方不明?マネージャーが?」

「ええ。そうです」



ズズズー、っと勢い良くパックのジュースを飲みながらの話す××。

相談者は黒子と青峰。

話を聞けば、その行方不明となったのは青峰の幼馴染でもあるバスケ部のマネージャーである桃井さつき。

いなくなったのは3日前。

家族は捜索願を警察に提出したが、手がかりは一切なし。

困り果てた結果、とりあえず××に相談してみようぜということになったのだ。



「うーん、まだ何ともハッキリ言えないんだけど……捜してはみるよ。それでいい?」

「ああ。とりあえず頼むわ」

「桃井さんはしっかりした方ですから、3日間も音信不通となると異常です」

「その桃井さんって人は、黒子の彼女か何か?それとも青峰と三角関係か何かなの?」

「バッ!そんなんじゃねぇよ!!」

「あやしー」



ぷぷっ。と笑う××。

黒子はなんでそんなに慌ててるんですか青峰くん、と平然としているにも関わらず、青峰はそんなんじゃねぇの一点張り。

まあからかうのはこの辺にして、人探しとなると準備が必要だ。



「放課後もう一度来てくれる?準備はしておくから」

「悪いな」

「いいよ気にしないで。これが私の仕事だから」



今は昼休み。

放課後まではまだ時間もある。

赤司に相談して今日の部活は休ませてもらうとして、青峰は早く桃井が見つかってくれと願っていた。

一方××にはある考えがあった。

まさかこの一件、あの出来事と何か関係があるんじゃ…と。

黒子から彼女もバスケ部に関わりある人物だと知った。

今度こそ犯人の尻尾を掴んでやる。

××は密かに奮闘する。




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