世界が終わる時に誰と過ごすか
*完全にただのメモ。発掘したので修正して載っけます。
*いまだに色々揺らいでるので、あくまでも2019年冬当時に私がぼやいてただけの思いつきだと思っていただければ!
*若干のギルエリ・ロデエリ・お花夫婦・リトベラ要素あり
【本日の議題】世界が終わる日の夜は誰と過ごすか問題
*突然「一年後に世界が終わります!理由はわかりませんので悪しからず!」ってなったと仮定。
*お別れのどんちゃん騒ぎやら、思いを伝えるやらなんやらはもう全部終わっている前提。
菊さんはひとり自宅でぽちくんとたまを撫でながら過ごしてるんだと思う。
いつものようにご飯を食べて、ちょっと昔懐かしい手遊びをして。
それでなんとはなしに縁側に出て、つい夜更かししてしまうんだ。
名残惜しくて、この世界が愛おしくて。そんな風に思えていた自分に驚きながら、可笑しいですねって少し笑うの。
そして「願わくば______」
また千年紡ぎましょうねって。
にーには東亜細亜圏の家族たちと最後の団欒を過ごすんだと思う。
いつものように、自分らしく、自分たちらしく。
湾ちゃんがふっと気づいたように「あれぇ?菊サンは来ないノ?」って聞くと、ふっと笑って目を伏せるんだよ。
「あれは昔からそういう子あるからな」って。
めりかは独りで草原に寝転がって、広い広い満点の星空の下で目を閉じるんだと思う。
孤高のヒーローは草原に生まれて草原に還っていくんだ。
ゲルマジャは家族だから一緒に最期を過ごしてほしい。
彼らならきっと何も言わなくても寄り添い合うだろうから。
きっとみんなでお菓子を焼いて、ピアノを弾いて、歌をうたって。
そうやって終わりの時が近づく中で、ギルがふらりと姿を消す。
あの人ならすぐに帰ってくる、ひとりになりたい気分の時もあるだろうって弟はいうけれど、姐さんはなんとなく探しに行っちゃうんだろうなって。
余談だけど、こんな時、ドイ"ノの兄に対する絶対的な信頼が垣間見えてアッ好き...ってなる...あの人が俺を置いて消えるなんてこと絶対ないってか!?その通りだよありがとう世界(重度の幻覚)
話を戻そう(強引)
昼下がりのどこまでものどかな青空の下で佇むギルを見てね、姐さんは不安になって声を掛けるの。
血相変えてやってきたのをからかわれて、「何よ、せっかく心配してやったのに!」っていつもみたいに小競り合いをして。でもこれも最後なのかって思ったら、急に拳を振り上げる気力も衰えてしまって。
それで二人でぽつりぽつりと懐かしい話をする。胸の奥にしまい込んでいた、ほんのちょっとの『言えなかったこと』『言うつもりもなかったこと』を吐露して、それで「らしくねーな」って二人でどつきあって笑うんだ。
ゲルマジャって言ったけど、きっとチェ子ちゃんもバキアも居るし、イタちゃんもいる。ゲルマン一家にあの時共に過ごした仲間たちが自然と寄り添い合うのかなって。
手を重ねあうほんわか夫婦。
ぴったりくっついたまま離れない中立兄妹。
いつも通り小競り合いをするビロード組に、ドイ"ノの肩に頭を凭せて微笑むイタちゃん。
温かな歌や楽器の音色の洪水。そうして世界と個の境界がぼやけて混ざって、何もかもわからなくなって______
静寂が訪れる。
さっき中立兄妹をゲルマジャに入れてしまったけれど、もしかしたら二人きりでいつものような日常をすごして、最後の最後に2人で寄り添うようにして眠るのかもしれないとも思った。
親分はポルさんと二人きりでお酒酌み交わしててもいいなって思った
いべりゃ兄弟に夢を見ている......
でもやっぱりロマと過ごしてほしいな。
もしかしたらベネノレクス+親分子分で過ごした後、それぞれ分かれて最後の数時間を過ごすのかもしれないと思ったりしている。
ベネノレクスは絶対一緒。ルクセンとベルベルがソファに座ってて、蘭さんがそっと窓の前に佇んで闇に沈んだ街を眺めてるのかもしれない。そんな静かで、でも暖かい時間。
ドヴァはなんでかよく分からないけど下町のバーやパブでお酒飲んでそうな感じがしたり。
国民とどんちゃん騒ぎながら終わりを迎えるんだ。
一緒じゃなくていい。でもこの二人は絶対最後飲むんだと思うの...
一緒に飲んでて軽口の応酬してるパターン美味しいな。電話口で喋るだけでも十分だけど。ほら今流行りのオンライン飲み会(違う)
お互い「なんで最後に声聞く(顔見ん)のがお前なんだよ、もっと○○とか、○○とか…」って言い合ってそうだけど、結局すべての酸いも甘いも共に経験してきた仲だから二人ともお互いの間に流れる惜別とか懐古とか、そんな空気が同じなのを知って変に安心しているのかもしれないなって思って。
やっぱりドヴァは何かしらの形で最後の夜を共有するんだと思う。
北の子達はソヴィーズで集まるのかなって。
でもリトだけがポーと二人で過ごすからって不在で。そのせいか、どこか落ち着かな気なベラ嬢がいる気がする。
きっとそんな彼女に唯一気づくのがウク姉かなって思うのです。
何度も窓の外を眺めたり、沈んだ顔をしているベラちゃんの横に姉さんがひょっこりしてさ、多分こんな会話するの。
「リトアニアちゃん?」
「……は?」
「ベラノレーシちゃん、やっぱり会いたかったんだ?」
「(なんの話だ、と口にしようとして飲みこむ)…いい」
「…」
「......兄さん、兄さん、温かいココアを作ろうと思うんです兄さんもいかがですか」
ベラちゃんは当然のようにリトがバノレトの他の二国一緒にくると思っていたから、ちょっと(※だいぶ)動揺してて、でも自覚はないんだろうなぁとか。無性に淋しくて腹正しいんだけど、リトのせいだって気付けないから、兄さん兄さんってろっさまに擦り寄りに行くの。
まあそれがなくっても、ベラちゃんはぜったい兄さんの側から離れないよね!そういう子だもん。
そんなあなたが好きなんだ...
ベラちゃん、なんでこんなにろっさまに執着するのかな。いつかそこのところ掘り下げていきたい。
モナ子さんは、ひとり自宅でコーヒーを飲んでいるところに仏お兄さんからワンコール入る
「そっち、平気?」
「…ああ」
「そっちは?」
「なにも。怖いくらいにいつも通りだ」
「そうだな、私もだ」
「…安心したよ」
「そうか」
「うん」
「戸締りは」
「しているよ」
「夕食は」
「とった」
「そう、よかった……それじゃ」
かすかに妹の声に微笑が含まれたのを聞いて、安堵しながら「そっか」って笑ってそっと受話器を置くんだと思う
そんな、世界最後の日。
「雑記:世界が終わる時は誰と過ごすか」緋鞠(みぃな)
[追記] 完全なる蛇足
メリカは大草原の開拓時代に生まれた子だと思うんです。
大地に生まれ、人の世で藻掻き、その頂点にのし上がって、宇宙に手を伸ばして......それでもやはり大地に還っていく。
そんな超大国の一生が、あの文章に込められています……
音楽の奔流と笑顔に満ちた暖かい空間を描いたゲルマジャ。
ゲルマジャの子たちにとって、一生は特に音楽が満ちたものであって欲しいって言う願いがありまして……サウンド・オブ・ミュージックのイメージが強いのかもしれません。
ドヴァは熱狂と感傷のうちに凪いだ心で笑いながら最期のときを迎えて欲しいなって……そういう文章です。
めいさんから「刹那的」「古き良き海賊時代を彷彿とさせる」ってコメントいただいたんですが、
ま、さ、に!!!あまりにも理想的な表現で私の方がハゲ散らかしました毛根返してください。
そしてリトベラに関して蛇足。
ベラはいつもうっとおしいくらい自分に言い寄ってきて、何かとお節介なくらい傍で助けてくれたリトアニアが、ポーを選んだことにショックを受けてるんですね。「私はなんだったんだろう」って。
でも結局選んでもらえないことを、心のどこかで当然だと思っている自分がいることも腹ただしくて、哀しい。
でもベラちゃんはそんな自分の気持ちがわからないんです。ただ心が掻き乱される気がする、それだけ。
リトもさ、酷い男だよまったく…(褒め言葉)
リトがベラちゃんを愛してるのも心配でたまらないのも本当。
でも最後の時は長く共にすごしてきたポーと二人で過ごすのが自然で正しいと感じるだろうし、「俺はベラルーシちゃんに嫌われてるし」「最後の時はロシアさんがそばにいてくれるよね」って思ってしまう……
そんなすれ違いが切ないんです……これが我が家のリトベラのかたち。
関係ないですが、世界最後の日にバルト三国がソヴィーきょうだいずの元にやってくるってこと自体、今の自分と過去の自分が解釈違い起こしてます。うーん難しい!でもリトベラのこういうすれ違いはきっと何かしらの形であったの違いないと思うのです。だから放出できて満足。
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