EVE/シンカヲ





どうして君と話さなきゃいけないの?



どうして君の目を見なきゃいけないの?



どうして、









学校で渚くんがケンスケとトウジに話かけられていた

遠巻きに見ていたので話の内容は聞こえなかったが、

ケンスケとトウジが一方的に話すだけで
渚くんはただ短い返事をしたり、軽くうなずく程度だった。


「…」


ボクは教室の自分の席からそれを黙って見つめていた。



「シンジくん、次体育だよ…行かないの?」


三限目の授業が終わり、
周りがジャージに着替えている中。
ボクは席に座ったままボケッと窓から外を見ていた。


「…シンジくん?」


ジャージに着替え終わったらしい渚くんがボクの机の前に立っている。


「…」


ボクは無言で外を見つめていた。


「…」


周りの生徒達がわらわらと雑談しながら教室から出ていく。

渚くんは黙ったままのボクを見つめている。


ボクは渚くんを無視している。



時間が流れるのが遅い。



チャイムがなった。


「…」


「サボッちゃったね…体育」


「…」


もう教室には



ボク等以外は

誰もいなかった。


「バスケットボール、好きじゃないからいいけど…」


「…」


「…」


「…」


「…今日は機嫌悪いんだね…」


「…」


ボクはやっと渚くんに目を向けた


「…」


渚くんはずっとボクを見つめている。
少しだけ不安そうな顔。


「…別に機嫌なんて悪くないよ」

ボクは目を窓の外に戻した。


「…うそ。いつもはもうちょっと話してくれるよ」


「…」


「ボクの目も見てくれる」


「…」


「…」


「…うそ?」


「…え?」


「…うそって何?」


「…」


「どうしてボクがうそをついたってわかるの?」



どうしていつも君と話さなきゃいけないの?



どうしていつも君の目を見なきゃいけないの?




どうしてここに残ってるの?





「…」



「…シンジく…」



「……うるさいよ」



「…!」



ボクは立ち上がり、
渚くんのジャージの胸ぐらを掴むと
思いっきり彼を窓に押し付けた。


「…っ、……」


背中を強く打ったみたいで、

渚くんの顔が痛みに歪んだ。



窓が割れなくてよかった。



「…あっ、……ぅ…」


ボクは渚くんのジャージのズボンの中に手を入れた。
まだ堅くなっていない彼のペニスをパンツの上から擦る。

「…ぁ、…う…ん、…」

窓に押し付けられた渚くんは、
ズボンの中に入っているボクの手を掴んだ。


「…シ、ンジくん…ぁ、ん…」


「…」


ボクは無視して彼のペニスをパンツの上から擦るように揉みしだく。
堅くなってきた彼のペニスから出てきた精液のせいで少しパンツが濡れてきた。


「…シンジく、ん…ぁふ、…ぅ…ん…パンツが…、ぬれちゃう…」

ボクは邪魔な渚くんの手を払い退けてペニスへの刺激を続ける。


「…ぅ、んんんっ…」


渚くんがパンツの中で射精した。
精液がついた渚くんのパンツをズボンと一緒に下まで下ろす。


「…シンジくん…ここでするの…?」


渚くんの不安げな声を無視して、
ボクは渚くんの口に指を突っ込んだ。


「…舐めて」


精液が指に少しついていた様で、
渚くんの眉が苦そうに歪んだ。

でも渚くんは言われた通りにボクの指に舌を絡めて舐め始める。


そんなに苦いのかな。


ボクは反対の手で渚くんのペニスを触り、
精液を絡めとった。

渚くんは少し
ピクッとしたが、
目を閉じてボクの指を舐め続けている。


絡めとった渚くんの精液舐めてみた。


「…苦い」


ボクは渚くんの口から指を引き抜くと、彼のアナルへ指を持っていった。
じらす事もなく、一気に一本。
指の根本まで奥に押し込む。

「…んんんっ…」

反対の手で渚くんの口を押さえておいてよかった。
隣の教室には大勢の生徒達が授業を受けている。


「…ん、ぅ…ふ…ん…ん…」


愛撫ではない。
彼のアナルを広げるように、
ボクが痛くないようにしているだけ。

渚くんの痛みなんてどうでもよかった。


指を増やしていくと、
膝がガクガクしてきたみたいで、渚くんの身体は窓にそってずるずると座り込んでしまった。

それでもボクはやめなかった。


「…ん、ん…ぅ…、ふ…」


血が出てしまえば楽なのに。


ボクは指を渚くんのアナルから引き抜くと、
制服のベルトをはずし
ズボンを下ろし
自分のペニスを出した



学校で何をしているんだろう…



ボクのペニスは擦らなくてももう堅くなっていて、
渚くんの足を広げ、
彼のアナルにペニスを挿入していった。

「…んんんん…ん、ぅう…、んん…」

渚くんの上半身を壁に押し付け、
足を折り曲げてボクの肩にのせるようにすると、渚くんは辛そうな声をだした。
渚くんの顔も少し歪んでいる。
口を押さえているから息もしづらいのかもしれない。


苦しそう。



ボクは少し楽しくなって、

おもいっきり彼の中でペニスを出し入れし始めた。

「…ん、ぁっ…、んん、んぅ…ふ、ぅ…」


ぐちゅぐちゅと卑猥な音が誰もいない教室に響く。


ここにはボク達しかいない



そう思うと、
だんだん腰を打ち付けるスピードが早くなる。


「…ぁ、ふぅ…んん…ん、ん、んぅ…」


渚くんの頬が赤く染まり、
固く閉じた目からは少し涙が流れてきていた。


「…、…ねぇ…」


「…ぅ…ん、ふん…んぅ…」


「……どうしてここに残ったの…?」


「…んぁ…ん、ぅ…んん…」


「……どうしてバスケが好きじゃないなんて嘘つくの?」


「…ん、ぅ…ぁん…ふぁ、ん…」


「……ケンスケ達とは喋らないのに…」


「…ふ、…ぁ、ん…ぅ…」



「……どうしてボクには話かけるの?」





答えなんて、




別に聞きたくないけど。










終わった後、
ぐったりしている渚くんにズボンを
履かせ無理矢理立たせ、

窓に押し付ける。


「…シン…、…」


渚くんが喋ろうとしたから、
口を手で押さえて黙らせた。


「…少し黙ってよ、うるさいから」


「…」


渚くんの荒くなった息が、
ボクの手にかかる。



渚くん越しに窓の外を見る


体育館の扉が開いていて、

バスケをしている生徒たちが小さく見えた



授業が終わるまで、


まだ少し時間がある。



チャイムがなるまで、


クラスの生徒達が戻ってくるまで、



このまま窓に押し付けていてやろう



一番始めに戻ってきた生徒は、

どんな顔をするだろう。






…どうでもいい







ただ、渚くんはこの後の授業



精液で濡れたパンツを履いてすごすんだ。





そう思ったら、





少し嬉しくなった


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