G00/ハレアレ独房に入ってもう何時間たったんだろう。


「…」

別に自分のやったことに後悔はしてない。
間違ったことをしたとも思ってない。

だけど、ソレスタルビーイングは組織だから…
勝手な行動をした僕はここで反省をしなきゃいけないんだ。
スメラギさん達にも迷惑をかけたしね。


(お前が俺を抑えて勝手な事すっからだろーが)

独房に入れられた時、
ハレルヤがそう言った。


「…」



あの頭痛はなんだったんだ…

あれは誰だったんだろう…



ハレルヤが表に出たのも

久しぶりだった。




(すぐにてめぇにひっこめられたけどな)


頭の中でハレルヤの声がした。



「…そうだね」



(…)



「…」



(…)



「…ねぇ。どうして…急に出てきたの?」



(…)



「…」




答えてくれないみたいだ。


僕は目を閉じて、

またあの頭痛の事を考えた。




(…)




そのまま静かに時間が過ぎた。
僕が目を閉じたままでいると、





ピクッ




「…?」


膝の上に乗せていた右手が少し動いた。
自分の意志ではない。



「…ハレルヤ?」



出たいのだろうか。

でも万が一誰かが入ってきたりしたら…

扉を壊してここを出ていくようなことがあったりしたら…



「ハレルヤ…だめだ」



(…)




ピクッ




また少し右手が動く。



「…ここじゃだめだ」



(…)



意識がふわっと浮く。


両手が自分の意志とは関係なく動き、
ズボンのベルトを外し始める。



「…、ハレルヤ?」



(…)



手はそのままズボンを膝のあたりまで下ろし、下着の中のペニスを掴んだ。



「…、ぅ…」



触られた感触は自分に伝わってくる。

手はゆっくりと萎えたままのペニスを擦りだした。


「…は、ぅ…ぁ、ん…」


手を止めようとするが、
思うようにうまくできない。

意識だけが表に出ている様だ。



「…は、ハレルヤ…ふ、ぅ…やめ…」



手は動き続ける。
根本から先端まで強く擦りあげ、
反対の手で双球を揉みしだかれる。



「…は、ぁ…んっ…ぅ、ふ…ど、して…」





(…どうして?)



今まで黙ってたハレルヤの声が聞こえる。



「…ハレ、ぁ…ん…」



(そりゃ俺だって男だぜ。たまには自慰しねぇと溜まるからよ)


ハレルヤはそう言うと、
両手の動きをさらに強くする。


「…ぁっ、んん、ぅ…は…ぁん…」


(アレルヤは自慰とかしねぇもんな。だから尚更俺が溜まるんだ)


ハレルヤはペニスの先端に爪を立てた。


「…あぅっ、んんっ…」


ペニスから精液が飛び出した。

アレルヤは乱れた息を整える。



「…はぁ…はぁ」



(気持ちよかっただろ)



「…僕にはわからないよ…やるならハレルヤが完全に表に出たときにしたらいいだろ」


(ここでは出るなって言ったのてめぇだろうがよ)


だからって…
僕の意識が表にあるときにしなくてもいいじゃないか。



「…」



(息整えてんじゃねぇよ。続きすんぞ)



「…!…まだするの?」



(あたりまえだ)



ハレルヤはそう言うと、
また精液のついたペニスを擦り始める。


「…ぁ、ふ…ぅん…」




射精したばかりのペニスは先ほどより感度がよくなっており、快感が増したように感じる。

アレルヤがふと目を開けると、
目の前にさっき出した精液がふわふわと飛んでいた。


無重力ってやだな…



(なんだよ、精液が気になんのか?)


ハレルヤの声が聞こえたと思ったら、
ペニスを擦っていた手の片方が目の前の精液に触れた。


「…ぁ、ん…ぅ…」

反対の手はペニスを擦り続け、

精液に触れた手はそのまま精液を連れて口元に近づいた。



(舐めさしてやるよ)



「…ぁ…ゃ、だ…んぅ…」


精液のついた指は口の中に入り、

勝手に舌に絡みついた。



(どうだよ、味は)



「…に、が…ぁん、ん…」



(ふ…)


ハレルヤが少し笑った気がした。

口に入った指はまだ舌を絡めており、
その指を伝って涎が少し溢れた。


(知ってるかアレルヤ。男ってのは、
こっちも気持ちいいんだぜ)


ハレルヤはそう言うと、
ペニスを擦っていた手を後ろへ回し
精液で濡れた指を一本、
アナルへ押し入れた。



「…ぁあっ、ぁ…ぃた…ぁ…ぅあっ…」


指を根本まで入れると、
折り曲げたり奥を突いたりし始めた。


「…ふぁ…ん、ぅうっ…ゃだ…ぁあ、ん…」


違和感があって気持ち悪いのに、
変な声が出た。


「ぅ、あ…、んん…」


舌を絡めていた手が口の中から出ていき、またぐちゅぐちゅとペニスを擦り始めた。


「…ひ、ん…んぅ…うぁ…」


ペニスを擦られる快感と、
アナルをイジられる違和感に生理的な涙が溢れてきた。



(…)



ハレルヤは無言で両手を動かし続ける。



「…ぁん…ぅ、…ひぁっ…」



(…見つけた)


アレルヤがビクッと反応したしこりを指を増やして刺激する。



「…ぁう…あっ、あんっ…ぁっ…ゃめ、んんっ…」



(やめろじゃねぇよ)



ハレルヤはそう言うと、



ペニスを擦る手も


前立腺を突く指も


よりいっそう激しく動かした。



「…ひゃ…ぁ、ん…ぅあぁっ…ふぅん…んっ…ぁ…あっ…も、う…ぁあっんんんっ…」



前も後ろも激しく刺激され、
アレルヤの意識が残る身体は

一気に射精した。














「…」



あの後失神したアレルヤに代わり身体を綺麗にしたハレルヤは、
少し無重力の部屋をふわふわと浮かびボケッと宙を見た。



「どうして急に出てきたの、か」




激しい頭痛に苦しむアレルヤを


見ていられなかった






なんて言ったら…





「……俺が笑っちまうな」







少しして、

気を失ったままのアレルヤと


身体を変わった。








中から護ってくれる君





ただの自慰。
人格的な感覚はわかりません


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