*これは本編より数年後のifの世界線です。
ご理解ある方のみ閲覧お願い致します。
ガラル地方シュートシティ。
ここに元・ガラル地方チャンピオンのダンデがオーナーを務めるバトルタワーという施設があった。
連日たくさんのトレーナー達が訪れては勝ち、負けて行く施設である。
本日はもう遅いということもあり、閉めることに。
元チャンピオンであるダンデはトレーナー達がポケモンと切磋琢磨し合い、自分と闘うため訪れるトレーナーと闘うことが大好きだった。
勿論、今目の前で争っている2人のことも…
「あのなぁ、俺様はこれからダンデとバトルする予定なんだよ、お子様はとっとと家に帰れ!」
「ダメです!ダンデさんは私とこれからご飯に行く予定なんです!キバナさんこそはやくお休みになられた方がいいんじゃないですか!?」
「はぁぁぁ?!色気付きやがってこの…!なんなら、バトルで決めるか!?」
「臨むところです!」
「待ってくれ2人共!」
キバナと☆。
2人はいつも喧嘩を繰り広げ、お互いトレーナーである性なのかなんでもバトルで解決しようとする。(勿論自分もだが)しかし以前ダンデの部屋でそのままバトルを始めてしまい大変なことになったのだ。
「☆、キバナとシングルマッチしたら食事に行こう!」
「はい!待ってます!」
「偉く素直じゃねぇか」
「どうせ一瞬なんで…」
「お前ぶっ殺すぞ」
☆は幼い頃ダンデが町で迷子になっている際に出会った少女だ。
その数年後、彼女は立派なポケモントレーナーとしてデビューを飾りガラル地方へとやってきたあの日を鮮明に覚えている。
その後彼女は生まれ故郷であるホウエン地方にてチャンピオンをとなり未だに君臨し続けている。
自分のバトルスタイルを取り入れてくれたり、ポケモンに対し真摯に接する彼女に自分の補佐をお願いした。
チャンピオン業務の傍ら彼女は一生懸命仕事をこなしてくれている。
「まーたお前の勝ちか」
「ははっいい試合だったよキバナ!」
「ほら、はやく☆と飯行ってやれよ」
「そうだな!キバナも一緒に行かないか?」
「………」
「そんな嫌そうな顔すんじゃねぇ!」
「ダンデさん」
「ん?」
「ダンデさんはどうして私を補佐に選んでくれたんですか?」
「☆が傍にいないと危なかっしいからだぜ!」
「え…っ」
「無茶ばっかりするしそばに置いておかないとどこかへ行ってしまう気がして…君がホウエンに戻って修行してたときはすごく寂しかったんだぜ」
「それって…」
「さあ!今日はもう帰って休もう!明日もはやいからな!」
「…はい!」
もどかしい程の距離感。
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