相も変わらず、大きな窓からは燦々と陽光が降り注いでいます。
ガラスの向こう側、館を囲む花園で薔薇を中心とした極彩の花々が、いまを盛りと咲き乱れているのがよく見えました。
しかしこの場には、その素晴らしい美景を楽しむ者は誰ひとりおりません。
熱く火照った肢体をもてあました雄と雌。
いるのはただそれだけでした。

ふかふかのソファで体勢を整えるのは危ういものです。
しかしお優しいご主人様が、大きな手で腰をしっかりと支えてくださっているため、なまえは安心して身を任せることが出来ました。

瀟洒なソファにゆったりと腰掛けている昴さま。
その両足を跨(また)いだまま、なまえは膝を曲げました。
そのまま大きくM字に開脚します。
脚の付け根を外気がひやりと撫でます。
ソファの肘掛けに足首を引っかければ、一糸纏わぬ肉体は、その全てをご主人様の眼前に差し出すこととなります。
とうに綻びきった肉の花弁は、もの欲しそうにくぱりと開ききっておりました。
失禁でもしてしまったのかと見紛うほど、ぐっしょり濡れそぼるラビアが白日の下晒されています。

「これはこれは……絶景ですね」

なまえの腰から背をその大きな手でしっかり支えたまま、昴さまが低く笑いました。
くぱあ、と綻んだ淫裂へ、男の視線がねっとりまとわりついている感覚がして、なまえは身体の芯から甘くふるえました。
まだ一度も触れられていないというのに、既にぷっくりと膨らみ包皮から顔を出している肉芽、いまなおだらだらと蜜を溢れさせる膣口、その下の鮮紅色の後孔までをも恥ずかしげもなく見せつけておりました。

「あ、あ……はあっ、すばるさまぁ! なまえが、おちんぽハメていただくところをっ、どうぞ、ご覧くださいっ……!」

なまえはゆっくりと腰を上げました。
あられもないM字開脚のまま。
心許ないソファのやわらかさと相まって、ひどく不安定な体勢でしたが、そのようなことを気にかけている余裕などあるはずもなく。
焦らしに焦らされ、燻り続けてきた肉体が、ようやく直接的な喜悦を与えていただけるのです。
そう思うと、彼女は無意識に――いっそ幼子のようにあどけなく微笑んでおりました。
――待ち望んでいたのは他ならぬ、爛れた悦楽ですが。

つう、と秘裂から淫らな粘液が糸を引きます。
両手を金属の拘束具によって戒められているなまえを慮って、彼女が挿入しやすいよう、昴さまは自らの屹立の根元を押さえ、支えてくださっていました。

なまえが腰を上げ、反り返る熱い切っ先と、濡れそぼる肉びらとを触れ合わせた瞬間。
ぷちゅり、と粘膜と粘膜の重なる、淫猥な水音が鳴りました。

「あっ、熱いぃ……ンぅっ! さきっぽ、硬ぁあっ……!」

火傷しそうなほど熱い肉茎の先端に、なまえが腰をびくつかせます。
膨らみきった亀頭冠の鈴口からは、既に先走りの粘液が噴いていました。

なまえは猥雑極まりない所作で腰を揺らめかせ、まるで凶器のような赤黒い先端と、ぬれぬれの姫割れとを擦り合わせました。
粘膜同士を馴染ませるよう、ひとしきりちゅぷちゅぷ、と遊ばせると、ゆっくりと彼女は腰を落としていきます。
笠の開いた極太のエラをなんとか飲み込もうと、懸命になまえははふはふ喘いでおりました。

「くぅ、ああ゛ぁあぁ……! すごぉおっ……! なにこれぇ゛え、しゅご、太いぃッ……!」

ご主人様の衣服を汚してしまうほど、だらしなく淫液を滴らせていたとはいえ、未だ一度も触れられていなかった隘路。
口を開いて浅ましくぱくぱくと脈動していましたが、キツキツのそこは受け入れるために慣らされていません。
更に、昴さまの亀頭冠は驚くほど太く、狭い膣孔が咥え込むのはひどく困難でした。
せめて手指等でほぐすべきではありましたが――なまえの愛らしいまなじりが裂けんばかりに見開かれ、痛みを訴えるかと思われたものの、しかしすぐさま淫蕩に溶け、幸福そうに細まりました。

「はあっ、はっ! あうぅうっ、おっきぃの、はいってくりゅうぅ……!」

ゆっくりと生のペニスを飲み込んでいきます。
それはまるで、身体の中身を無理やり拡張されるような感覚でした。
ずぶずぶと押し入ってくる凄まじい圧迫感に、なまえはもう息も絶え絶えという有り様です。

既に滴るほどたっぷりと淫蜜を溢れさせ、雄を求めて収斂していた膣粘膜です。
しかしその彼女の身をもってしても、ご主人様の雄杭は恐ろしく太く大きいのです。
堪らずなまえは苦悶の甘い吐息をこぼしました。

「あ、ぁ〜〜っ! ひぅうっ、おちんぽ、すごぉっ、おなか、いっぱいぃ……!」
「っ、はあ……まだ全部、挿入(はい)ってないですよ」
「う、うそぉっ……! ひぁあ゛ッ! なまえ、も、おまんこ、いっぱいなのにぃ……!」

なまえが舌ったらずに限界を訴えます。
しかしなんとご主人様の長大な雄肉は、まだ全て収まりきっていないのです。
なまえは甘え泣きの表情でいやいやと首を振り、汗みずくの全身を苦しげにくねらせました。
薄桃色に上気した肢体がそうして身悶えているさまは、目でもご主人様を愉しませました。

腰から先が熱く溶けてしまいそうです。
大きく張り出したエラが膣壁を拓いていくのが堪りません。
萎え崩れてしまいそうになる下肢を叱咤しながら、懸命になまえは腰を沈めていきます。
愛らしい桃色の唇からは唾液が垂れ、時折びくんびくんと裸身が波打ちます。
上気した鮮紅色の粘膜は驚くほど柔軟に口を開き、いきり立った怒張をゆっくりと咀嚼していきました。

「ふ、ぅ……キツいですね……まるで胎内を拡張している気分だ」
「も、むりれす……! すばるさまぁ……なまえのおまんこ、もう、いっぱいって、ゆってますぅ」
「これだけ濡れていれば、入ると思ったんですが……っ、はあ……まだですよ、なまえさん。もう少し頑張りましょうね」
「え、ぁ、ま、まって、おまちくださ、ア、ア、ひっあぁあ゛あぁあ゛っ、〜〜ッ!!」

なまえの鼻先でちかっちかっと星が舞います。
肉幹の中程を過ぎた辺りまで挿入したところで、これ以上支えは不要と判断したのでしょう、昴さまは自らの根元から手を離しました。
大きな両手でなまえの細い腰を掴んだかと思えば、――なんと昴さまは、ズッ、と最奥まで、無理やり挿入してしまいました。

深々と腹奥を突き上げられた瞬間、なまえは一気に絶頂へと達してしまいました。
ぐぶっ、と生々しい音が鳴り響きます。
ああ、いまや、極太の肉棒全てが、なまえの膣内に収まっておりました。


(2019.01.09)
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