(※タイトル通りです)
(※メタ発言、複数、二穴挿入、喘ぎ、濁点喘ぎ、淫語、みさくら語、アヘ顔、だいたいうるさい、詳しいことは考えてはいけない)
(※【2021/09/09追記】ナノさんへ移転したためハートマークを改削しています。ご了承ください)




突然だが、なぜかわたしの目の前には赤井さん、そして後ろには昴さんがいた。

「「分裂した」」
「なんで?」

何が起こったのかよく分からないけれど、わたしたち三人ともベッドの上で座っていた。
おあつらえ向きに体の大きな赤井さんたちふたり(と言って良いのか)と一緒にいても余裕のある、めちゃくちゃ大きなベッドである。

眼前の赤井さん、背後の昴さん。
……やだ完全に詰んでるやつじゃん。

「ちなみに逃げるという選択肢は」
「あると思いますか?」
「うーん知ってた! どうあがいても絶望!」

く、と腰を抱かれ、背後の昴さんへ体を預ける。
後頭部が硬く厚い胸板にぶつかったけれど、逞しいそこは倒れ込んだわたしの上体を難なく受けとめた。
感触も体温も香りも全て、慣れ親しんだ昴さんのものだ……つまり赤井さんのもの……本当にどうなっているんだこの状況。

「最近、グッズ展開とかでなぜか当たり前のように赤井さんと別に存在してますけど、あれどうなってるんですか? カフェコラボで変声機つけてない首元、ガバーッて晒していたの、なんなんですか? あれ誰なんですか?」
「なんのことだかよく分からないですねえ」

いっそ不気味なほどにこやかに笑いながら、昴さんがわたしの脇から腕を前に回した。
背後から、ぷつりぷつりとわたしのシャツのボタンを外していく。

「えっ、なにナチュラルに脱がしにかかってるのこのひと」
「おや、まずはキスからが良かったですか?」
「ねえ会話する気ある? ……んっ」

憎まれ口を叩くわたしにまた笑って、昴さんがわたしの顎を掬い上げた。
上を向かされ、言葉通り唇が降ってくる。

「んん、……っ、ふ、ぁっ」

口内の煙草の味や熱さ、我が物顔で這いまわる舌の動きに、やっぱりよく知る昴さんのものだ……と改めて認識しなおす。
それじゃあこの目の前の赤井さんはどういうことなのかと疑問に思って――うーん、考えるだけ無駄だよね、知ってた!
そもそも赤井さんやら昴さんやら、こんな世界最高峰の格好良いひとがこの世に何人もいてたまるかという話である。

「んー……ぁ、ぅうン」
「っ、ふ、本当になまえさんはキスが好きですね」
「ん、すき、すきだからぁ……もっと……」

じゅるじゅると下品な音を立てながらキスを続けていると、目の前の赤井さんがわたしの下肢へ手を伸ばしてきた。
膝を曲げて立てさせられると、スカートが重力に従って腰あたりまでめくり上がった。
そのまま両脚を開かされ、間に赤井さんが入ってきた。

丁寧に手入れされた指先で、するすると内腿を撫でられる。
触れるかどうか、というくらいの絶妙な力加減に、ぞわぞわと痺れのような心地良い感覚に襲われる。

「っ、やぁっ……」
「嫌か?」
「……その言い方ずるくないですか」
「じゃあ聞くが、複数プレイに興味は」
「ありますけど相手は赤井さんじゃなきゃ絶対嫌だったから正直この状況にはめちゃくちゃ興奮してます」
「だろうと思ったよ」
「ひぃんッ」

ぐっと片脚の膝裏を抱え上げられたかと思えば、がぶりとふくらはぎに噛み付かれた。
そのまま雄くさく笑った赤井さんに、思わず甘ったるい媚びた声が漏れた。
「あの」赤井さんの形の良い唇や歯が、わたしのふくらはぎに触れているというだけで、信じられないほど興奮する。

膝裏を押し上げられたまま、遠慮なくショーツの上から陰部をなぞられると、くちゅりと音が漏れた。
赤井さんは勿論、絶対に昴さんにも聞かれたに違いない。
それくらい、肉の割れ目はぐじゅぐじゅに濡れてしまっていた。
仕方ないじゃないか、こんな非現実な状況、楽しまずしてどうする!?

「ああ……もう濡れてるな」
「んっ、んっ……やぁっ、赤井さん、ちゃんと触ってぇっ」
「ちゃんと? 触ってるだろう、なにが不満なんだ」

背筋というか、腰あたりがぞわぞわしゅりゅぅぅ!
低いかすれ声で意地悪に囁かれ、思わずはしたないメス顔を晒してしまっている自覚が遅れてやってくる。
赤井さんの宝石のようにきれいな緑の瞳が、楽しそうに細められ、――声と表情だけでうっかりイキかけた。
しょうがない、赤井さんがえっちすぎるのがいけない。

「ひうぅんっ! あっ、あっ、下着の上からじゃなくてぇっ……なまえの、ぬるぬるおまんこっ、直接さわってぇっ」
「やれやれ、仕方ないな……これで良いか?」
「ッ、ひぃいいぃっ! くううぅんっ、そんなっ、いきなりぃっ」

なにがやれやれだ。
仕方なさげなのは言葉だけだった。
クロッチ部分をずらされ、長い指が、ぢゅぷんっと音を立てて、容赦なく膣内へ挿入される。
入り口の浅いところで指を曲げ、まるでナカを掻き出すような動きを繰り返す。
ぐぽぐぽと空気の抜けるいやらしい音が鳴りやまない。

がくがくっと身体が跳ねたけれど、あっさりと背後の昴さんに押さえ込まれる。
腰をよじったり足を突っぱねたり、下半身が言うことを聞かないのも、赤井さんによって封じられてしまう。
強制的に味わわされる快楽に、頭のネジがぶっとぶ、というよりむしろ、ネジもネジ穴もとろとろに溶けていた。

「んああぁっ、そこぉっ……ああぁっきもちいいところぉっ」
「前に教えたから覚えているだろう、ここがなんと言うか答えるんだ」
「アッ、あひぃっっ! おぼえてりゅぅっ、ひぃンっ、ぽるちおぉっ! なまえのおなかの奥ぅっ、ぽるちおれしゅぅっ」

とんとん、と子宮口のあたりを指先で刺激され、一気に高みへ跳ね上げられる。
よく言えたな、と褒めるように――いやいまやられるともはや拷問に近いけれど――、奥のポルチオと、入り口近くの恥骨側のざらざら、Gスポットを同時にぐいぐいとこねられる。
自分の指では決して届かない奥深くを、赤井さんの長く大きな指で突かれていると思うと、咥えた蜜孔がますますきゅうきゅう締め付けてしまうのを止められない。

「はっ、はあっ、んんぅっ、あかいさんっ、ぁああっきもちいいれしゅ、奥も、もっと――ッ、ひぁああぁあんっ!?」
「ああ、すみません。こっちもいじってほしそうだったので、つい」
「きゃうっ! しゅばるさ、あっ、あ、強いぃぃっ」

シャツもブラも取られ露出していた胸を、後ろから昴さんに握られる。
突然のことで、まるで電流でも流されたかのようにびくびくっと全身がふるえた。
ぎゅうっと搾るように揉まれる。
ねっとりと乳房全体を揉みしだかれ、快感がお腹の奥まできゅんきゅんと響く。

「いやらしい胸ですねえ、乳輪ごとこんなに勃起させて。恥ずかしくないんですか」

乳首をつまんで、くにゅーっと引っ張られたまま、たぷたぷと乳房全体を揺らされる。

「ひあぁあぁっ! しゅばるさんっ……! くひぃいぃっ、ごめんなさ、えっちなおっぱいでごめんにゃしゃいぃいぃっ!」

痛いはずなのに、ずっと触れてほしくて痛いほど張っていたおっぱいは、その痛みすら気持ちいい。
乳首を中心に胸全体を痛いほどいじめられ、同時に膣粘膜も突かれては、イくなと言う方が酷だと思う。
ふたりに押さえ付けられたまま、がくがくっと大きくふるえてわたしは達した。

「はーっ、はーっ……あぅう……」
「イッたのか?」
「はひ……、なまえ、いっぱい、イッちゃったぁ……もうむり……」

ぐったりと昴さんへ体を預け朦朧としていると、もう穿いている意味などとうになくなっていた下着を脱がされる。
ショーツのクロッチ部分と淫唇を繋ぐように、わたしから分泌された体液が、ねとぉ……と糸を引いているのが見えた。

それに羞恥を覚えている暇などなく、しゅる、と衣擦れの音が鳴る。
ぼんやりとした意識のなかうっすら目を開くと、それはそれは嗜虐的に笑っている赤井さんがスラックスを下ろすところだった。
赤井さんの生ストリップだ!?と発狂しそうになっているところで、現れたグロテスクなほど勃起した陰茎を赤井さんが左手で指し示した。

「じゃあコレは要らないな?」
「やらやら欲しいれしゅ!!!」

食い気味に叫んで勢いよく上体を起こすと、くすくすと笑われた。
昴さんにも。
やだ恥ずかしい……と思う間もなく、凶器じみて長大なモノを眼前に突き付けられ、それ以外のことを考えられなくなってしまう。
ああ、おっきい……!
思わずごくりと喉が鳴った。

お口にも咥えたいな、喉の奥をごつごつしてほしい、ととろけた頭で欲する。
きっと表情にもばっちり表れてしまっていただろう。
けれどいまはやっぱり、

「はやくぅ、くださいっ……! えっちななまえのおまんこにぃっ、あかいさんのっ、おっきいおちんぽ、ハメてくらしゃいぃっ!」

脱力した腕を叱咤して、ぐじゅぐじゅにとろけた肉の割れ目をくぱりと指先で開く。
膣から分泌された粘液が、くぷっと糸を引いた。

恥らう方がそそると言うのならその通りにするけれど、案の定、赤井さんの子供の腕くらい太く大きなペニスはガチガチにそそり立っていた。
はやく欲しくてますますナカがきゅんきゅん疼いた。
背を昴さんに預けたまま、ぐっと両膝を押し拡げられる。
膣口へちゅぷちゅぷと遊ぶように亀頭でキスされていると、ずぷぅっと音を立ててその大きな肉塊が挿入してきた。

「きゃぁうぅっ! あ、はあぁあっ! しゅごいぃ、おっきいの、きたぁっ……!」
「ッ、はあ……ああ、よく動くな……ナカがしゃぶりついてくる」
「あーっ、らってぇ……ずっと欲しかったんだもんっ! おなかのなか、あかいさんので掻きまぜられてりゅぅ……」

目にハートが浮かんでいる気がする。
自覚しつつ、突き上げられるのに合わせて腰が揺れ動く。

座位だったこともあって、しょっぱなから奥深くまで咥え込まされた。
ガツガツと暴力的なまでに突き上げられ、馬鹿みたいな喘ぎ声しか口から発せなくなってしまう。

赤井さんの逞しい腕で好き勝手に身体ごと上下させられていると、そういえば妙に背後の昴さんが静かだなと気付く。
昴さん、と背後を振り向こうとしたところで、首元へ唇が降ってきた。

「……他人が恋人を抱いているのを見るのは、妙に倒錯的な気分になりますね」
「ンはあっ……た、たにんって、……ッひゃうぅっ」
「は、っ、そもそも、お前は俺だろう」
「それはそうなんですがね」
「寝取られ願望でもあったか」
「それそっくりそのまま自分に返ってくると分かって言っています?」

なんだか静かだなとは思っていたけれども、そんなこと考えていたのかお前。
寝取られもなにも、同一人物なんでしょ、とツッコむ余裕もなく、昴さんが首筋へがぶりと噛み付いてきた。

「ひぃンっ!」
「僕にも構ってください、なまえさん」
「ッ、締まったな、噛まれるのが好きか?」
「やら、わかんな、あっ、わかんにゃいっ……きもちよすぎてわかんないのぉっっ!」

首筋や肩口に噛み付きながら、昴さんがわたしのお腹や腰を撫でさする。
皮膚の薄い敏感なところを指先でくすぐられると、くすぐったいという感覚が、なぜか快楽に置き換えられてしまったかのように気持ち良くなってしまう。
お腹のなかの強い刺激と、外の薄い刺激に、頭がぐちゃぐちゃに煮崩れそうになる。

「それじゃあ僕は、こちらを可愛がらせてくださいね」
「えっ、や、らめぇっ、……ひゃぁぁあぁんっ! やめて、くらしゃいぃっ! そこ、おしりっ……!」

するするとお腹や内腿をなぞっていた昴さんの指が、赤井さんのペニスを咥え込んでいる蜜孔のすぐ後ろ、後孔へ伸びていた。
つんつんとそこをつつかれ、思わずびくんっと全身が跳ねる。
びちゃびちゃに濡れた指で、柔襞をくにくにと押し拡げられる。

「らめぇっ! そんなとこ、くぁあっ、拡げちゃ、ぁああァあぁっっっ!」
「きもちよさそうですねえ、入り口がくぱくぱ開閉していますよ」
「はあッ、……ああ、こっちも喰い千切られそうなほどうねっている」
「やらぁあっ! あ、あ、……ひぃんんッッッ」

何本か挿入され、拡張するような動きを見せていた指が、ようやく引き抜かれたかと思えば、――ぴたり、とその狭孔に熱く硬い質量が押し当てられた。
待って待って、そんな大きなものが入るわけ、

「力、抜いていてくださいね」
「ひっ――、ひぎッ、あ゛あ゛ァあぁあああッ! あ゛ーーーっ、あ、あ、しゅごいいぃぃぃっ! おなか、いっぱいれっ、こわれりゅうぅうぅぅッッッ」

ずっぷりとペニスを埋め込まれた直腸が、ぐずぐずにこなれて脈打っているのが分かる。
恥ずかしい孔を押し拡げられ、太く硬いモノに征服されている。
異物感に息苦しさを覚え、呼吸が不規則に揺れた。
苦しい、気持ちいい、もうだめ、

「……ッ、……っ」
「なまえ?」

ちかちかと視界が明滅して、声を出す余裕すらなく意識が途切れた。
けれど赤井さんにぺちぺちと頬を叩かれて、すぐにふっと目が開く。
ほんの数秒だけ飛んでしまったらしい。

「大丈夫ですか?」
「……ッ、はーっ……はーっ……っあ、あぅ、らいじょうぶじゃないって、言ったら……っ、んぅ……やめて、もらえるんれすか……」
「無理だな」
「無理ですね」
「うう……さいてい……しゅきぃ……」
「俺もなまえを愛してるよ」

そんな甘い言葉でなんでも許されると思うなよ!
こっちはもう限界なんだから!

「もう動いても?」
「えっ、待っ――っひぎぃいいぃぃッッ」

即落ち二コマもかくやという勢いで快楽落ちした。

「っ、はあっ、おしりも膣に負けないくらい、よく動いてますよッ、なまえさんは本当に貪欲ですねえ」
「やあぁあっっ、ひぐぅううぅっ! しゅばるしゃ、おなかのなかっ、そんなにっ――ごつごつしにゃいれ゛ぇっ」
「ん? こっちの方が好きか?」
「あ゛ひぃいいぃっ! くりとりしゅっ……くりとりしゅも一緒にしちゃらめぇえぇぇっ」

まだ一度も触れられていなかったクリトリスまで、赤井さんが指の腹でぐりぐりと押し潰してきた。
痛いほど膨らみ充血していた肉芽は、気が狂いそうなくらいの喜悦をもたらした。

「は、あっ、なまえ……」
「っ……なまえさん、ふふ、きもちいいですね」

気持ち良すぎておかしくなる。
膣と直腸を胎内で擦り合わせるように突き上げられ、頭のなかがじんわりとろけていく。
おなかのなかを無理やり押し上げられ、強制的に持ち上げられるような感覚に、本能としての恐怖すら覚えるというのに、――窒息しそうなほど強くふたりに抱き締められていると、それすら甘ったるい幸せに思えてくる。
もういまイッているのか、そうでないのかすら自分でも分からない。

「ひぎぃいいぃぃっし゛ぬ゛ぅっ! なまえっひんじゃううぅうぅうぅっっっ! ……っ、ぁあ゛ぁー……っ、あへぇあ……」
「なまえ?」

ぐるんと眼球が裏返る。
目からは涙、口からは唾液、もしかしたら鼻水も出ていたかもしれないけれど、それに構う余裕などなく、またも意識が暗転した。


・・・



「……こういうのって普通、目が覚めたら夢オチでしたー! ってなるんじゃないの」
「起きたか」
「よく寝てましたね」

全身、ザーメンまみれで目が覚めた。
これほど酷い目覚めってあるか?

わたしが失神している間、好き勝手にシてくれたらしい赤井さんと昴さんは、気遣う素振りでわたしを抱き起こした。

「……ねえ、何回シたんです……」
「何回だったか……?」
「それは一人ずつですか? それとも二人合わせて?」

ふたりとも同じ仕草で(同一人物だから当然なんだろうけれども)、首を傾げた。
絶倫こわい。
少し身じろぎしただけで、ナカからごぷっ……と下品な音を立てながら粘度の高い精液が漏れ出てくる。
口のなかも精液の味がする……。
髪や顔にもかけられているせいで、嗅覚がおかしくなるほどの濃い性の香りにくらくらする。
お腹のなかもたっぷり注がれたせいで、たぷたぷと音が聞こえてきそうな気さえした。

「それより目が覚めてくれて良かった」
「そうですねえ、なまえさんの愛らしい声が聞けず寂しい思いをしましたから」

またたくさん声を出してくださいね、とにっこり笑った昴さんに、口元が引き攣る。
秀一さんは「次は気をやらない程度にゆっくりしような」と微笑んだ。

わたしは更に続くだろうえっちな仕置きを考え、青褪めた……というのは嘘!
こんなに最高なシチュエーションある!?
やったー! 今度こそいっぱいお口に突っ込んでほしいな!

「取り敢えずまずオーソドックスにシたが……なまえ、やってみたいことはあるか」
「二穴と睡眠姦がオーソドックスかは置いといて、よくぞ聞いてくれました、フェラがしたいです」
「なまえさんは本当にイラマチオが好きですねえ。喉奥に無理やりごつごつ突っ込まれて気持ち良くなるなんて。そんなに喉が性感帯で、日常生活に支障は出ていませんか?」
「誰のせいだと」
「俺だな」「僕ですね」
「「……」」
「ふたりで睨みあいするのやめて。不毛すぎる」

お察しの通り、めちゃくちゃこのあともセックスした。


(2018.03.21)
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