(※10000hit企画ゆえさまリクエストのカーズ「眠りの蜜を深く召しませ」の「もし途中で起こさなかったら」というifで続きです。先にそちらをご覧になってからお読みください)

(※相変わらずご都合展開です!)




存分にいたぶって淫らに熟れた胸元から、やっと顔を離した。
たわわに実った真っ白な双球は、なまえの呼吸に合わせて頼りなげにふるえている。
熱くぬめる淫唇からは、しとどに蜜を溢れさせ、女の匂いを一層強く立ちこめさせていた。
眠ったままだというのに、その愛らしく楚々とした容貌からは決して想像できないほどの淫蕩さをまとって、なまえは目を閉じたまま眉を寄せる。
桃色の小さな唇は薄く開かれ、荒く息を繰り返し、カーズの度重なる口付けによってぽってりと艶やかに光っていた。

その姿を見て、ふと考える。
意識のない女を犯す趣味はない。
なにより普段のなまえの乱れぶり、いやらしさを知っている身としては、彼女を起こすことが最善に思えた。
しかし、と、僅かに逡巡し、人形のようにぐったりと無防備に晒された肢体を、嬲るように見つめる。
いつもならば身をよじり、逃げたり隠そうとしたりするなまえの身体は、どうぞと言わんばかりにさらけ出されている。
主体性を持たない、どこまでも従順なその姿は、男に筆舌に尽くしがたいほどの征服欲と劣情を植え付けた。

「ん……んぅ、」

自らを苛む手が止まったのを咎めるように、なまえの肢体が微かに身じろぐ。
彼の脚に自分のそれをゆるりと絡ませ、長い深紫色の髪に顔をうずめた。
その無意識の動作に、己でも驚くほどの衝動を覚え、寄せられた桃色の愛らしい唇に強く口付けを与える。

耳を覆わんばかりに淫らな水音を響かせ口腔を愛撫してやると、なまえは更に深く深く眠りに落ちてゆくのを確認した。
本来ならば、捕食対象の吸血鬼をより効率よく扱うため、動きを鈍らせるための力を、ただの人間であるなまえに使う。
予想通り、自分の意思で身体を動かすことは決して出来なくなり、先程より深く寝入ってしまったなまえに、カーズはペロリと舌なめずりをした。
こんな愉快な珍しい機会をみすみす逃すはずもない。
力の抜け、投げ出された下肢を開かせ、瑞々しい脚を舌でなぞる。
目の覚めるような白い太腿は、男を悦ばせるためだけに特化したかのように彼を興奮させた。
その脚を撫でさすりながら、先程からだらしなく蜜をあふれさせていた淫唇に、埋めていた指をもう一本増やしてやる。
それに歓喜して飲み込む膣粘膜は、もっと奥深くへ誘い込むように蠢いた。

「……っ、は、ふぁ、……んぅぅ、っ、あ」

きゅうきゅうときつく猥雑に締め付けてくる蜜壷とは対照的に、微かに甘い喘ぎをもらす小さな桃色の唇は、ゆるゆると締まりなく唾液を垂らしていた。
それをじゅるじゅると音を立て舐め取りながら、熱い舌をもてあそぶ。
楚々とした愛らしい少女から発されるとは思えないほど下品な音を、上からも下からも溢れさせた。
普段ならば顔を真っ赤にして必死に抗おうとするが、今の彼女は惜しげもなく男の欲望のままに全てを差し出している。
なまえのその姿に煽られながら、果てのないほど愛液をしとどにこぼし、ぬかるんだ秘腔のすぐ上、甘やかに膨らんだ秘豆をきゅっと摘んだ。
直接的な強すぎるその刺激に、完璧に力の抜けていた下肢が、反射的にびくびくとわなないた。
そしてそれに連動するように、いやらしく彼の指を咥え込んだ媚肉も、ぎゅっと締まる。
眠りのなかに溺れているというのに、その淫蕩すぎる反応と痴態。
大した素質の女だと感心の念すら覚えた。
そして勿論、そう躾けた己にも。

親指で固くしこり立った恥核をたっぷりと嬲ってやると、下肢だけではなくほっそりとした身体全体が愉悦で大きくわなないた。

「っ、あ……っ、あぁ、ひ、あっああぁ……!」

なまえは狂おしいほどの締め付けを、芸術品のように美しく整ったカーズの指に感じさせながら、ふるふると痙攣して果てた。
絶頂に達した瞬間のこわばりが嘘のように、糸の切れた人形のごとくぐったりと横たわるなまえは、恐ろしく淫らだ。
埋められたモノを離すまいとすり寄ってくる肉壁から、無慈悲にずるりと指を抜く。
それにすらぴくんと反応し、意識のない女は更に快楽を得ようとするのか、荒い息を繰り返しながらいやらしい声を悩ましげに漏らして、全身で雄を誘った。

毒のようにまわる熱に浮かされるままに、強靭な剛直を宛がうと、ぬかるむ粘膜はだらしなく花唇を開いて早く早くとはしたないおねだりを繰り返した。
熟れた娼婦のような淫蕩さを漂わせているくせに、雄を迎え入れるソコはいつまでも清らかな処女のようにきつく締め上げてくる。
常ならば力を抜けと意識させるのだが、いかんせん未だなまえは夢のなか。
カーズはその長い深紫色の髪を揺らし、生娘のような可憐な花芯を抉るように腰を進めた。

「んぁ、っ……ひぅ……あ、あ、っ、」

やっと己のナカを埋めてくれた規格外の大きさ太さを誇る剛直に、とろけきった顔を淫らに歪めながら、媚肉は歓喜して蠢いた。
眠りに沈んだ清らかな寝顔と、熱く男を咥え込む胎内。
ひどいアンバランスさと倒錯感に襲われる。
動かさずとも最奥への挿入だけで思考が焼き切れそうになり、貪欲にうねり責め立てる膣粘膜に、浅く感嘆の息を吐いた。
溶けるほど熱くぬめる蜜孔は、彼女の意思とは関係なく、余りにも凶暴すぎる大きく固い肉棒に歓喜のふるえを起こしている。

「っ……! ひぃあ、はあ、ぁー……ああぅ、はっ、んぅ……んっ……!」

激しい動きによって、なまえは糸の切れた人形のように揺さぶられ、大きすぎる悦楽にされるがまま翻弄された。
一番深いところを先端で押し上げられるたび、甘ったるい声色で小さな喘ぎを漏らして、内腿がふるつく。
なまえはあどけない寝顔を陶酔に染め、自らを良いように蹂躙する凶悪な肉棒に対して、どんな淫婦も敵わぬほどの放埓な奉仕を捧げ、全身で吐精感を煽りにかかってきていた。

肉のぶつかる淫靡な音と、ぐちゅぐちゅと溢れる水音を高く響かせる。
絞りとろうと射精を促す膣肉の動きに、限界が近いことを知る。
たぷたぷと激しく揺れる瑞々しい白桃のような柔乳を、男の大きな手で形を淫らに変えられ、ゆるゆるとだらしなく唾液をこぼす愛らしい唇を口付けで塞がれ犯されながら。
雄が子宮口にたたきつけた自分とは違う生物の精液に、なまえは再び狂おしいほどの絶頂の高みへと跳ね上げられた。

眠りの蜜を果てまで召しませ
(2014.08.18)
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