※これの続きです ※SHK設定 ※幼児化した融合似非(イヴェヒェン、メルール)などが出てきます 少し前までの喧騒が嘘のように、部屋の中は静まり返っていた。 聞こえる物音といえば、時たま食器が擦れ合う音と、騒ぎの張本人であった子ども達の微かな寝息くらいのものだ。 疲弊しきったメルヒェンは、その身をぐったりとソファに預けたまま、尻尾にも似た銀の髪が揺れる背中をぼんやりと見つめていた。 「メル君、紅茶淹れたけど飲む?」 くるりと振り向いたイヴェールは、陶器製の小さなポットを手にしている。 イヴェールの背後にあるテーブルの上には、彼のお気に入りのティーカップが2つ並んでいた。 つと掛け時計に目をやれば、まもなく15時になろうかという頃合だ。なるほど、一息入れるにはちょうど良いかもしれない。 ティーカップから立ちのぼるふくいくとした香りは、テーブルから少し離れた場所にいるメルヒェンにも十分に届いていた。 だが、そんなイヴェールの気づかいも、今のメルヒェンにとってはあまり意味のないものだった。 「君が仮にこの状態だったとして、カップとソーサーを受け取る自信があるのかい?」 「だよねぇ……ごめんね、ちょっとだけでも僕が代わってあげられたらいいんだけど」 イヴェールは改めてメルヒェンを見遣る。 もはや疲労を隠そうともしないメルヒェンを前にして、イヴェールは苦笑混じりにそう呟くしかなかった――なにしろ、現在メルヒェンの腕は、いくら幼いとはいえ2人もの子どもを抱きかかえているのだから。 座った状態でいられるのがせめてもの救いだが、それでも両腕にかかる負担はなかなかのものだろう。 「全く、どうしてこんなことになってしまったのか……」 小さく溜め息をつくメルヒェンは、どこか遠い目をしているようにすら見える。 しかし、メルヒェンにぴったりとくっついたイヴェヒェンとメルールは、そんな彼の苦しみも知らず、すやすやと眠っていた。 おまけに、何としても離れまいという意思表示だろうか、2人ともメルヒェンの服をしっかりと握り締めていて。 そのおかげで、メルヒェンは身動きを取ることもできないまま、未だかつて体感したことのないほどの重量と戦うはめになっていた。 「騒ぎ疲れて眠くなっちゃったんだろうね、きっと」 つい先程までの2人の傍若無人っぷりに比べると、まるで電池が切れてしまったようだ、というのがイヴェールの正直な感想だった。 もちろん、どちらがましかなんて言うまでもない。いま面倒を一手に引き受けてくれているメルヒェンには、非常に申し訳ないが。 「ずいぶんと安らいだ表情をしているね、全く気楽なものだ。……もっとも、君も相当手ひどくやられていたようだから無理はないけれど」 「はは、まあね……」 へらりと情けない笑みを浮かべたイヴェールは、溜め息と共にメルールへと視線を落とした。 ひとまずイヴェールがメルールを、メルヒェンがイヴェヒェンを見よう、と決めたまではよかったのだ。 だが、とにかくメルールはイヴェールの腕の中でじっとしていることを良しとしなかった。 イヴェールの何かが気に入らなかったのか、それとも、目に映るもの全てに触れてみたいという好奇心に従った結果だったのか。 何にせよ、おかげでイヴェールのリボンタイは解けかかり、シャツの裾はスラックスから片方はみ出し、コートのファーはいくらか毟られ、と惨憺たる有様だった。 メルヒェンもそれなりに大変だったようだが、彼の着衣がほとんど乱れていないのを見るに、イヴェヒェンの方が多少はおとなしい性格なのかもしれない。 「それにしても、この子たちを生み出したのが陛下だったとはねぇ」 はみ出たままだったシャツの裾をしまいながら、イヴェールはやれやれといった口調でこぼした。 いつの間に入り込んだのか、テーブルの陰に隠れていた子ども――イヴェヒェンを見つけてからは、メルヒェンの部屋はまさにてんやわんやという表現がぴったりな状態だった。 何しろ、出自も分からない、しかし明らかに自分達と関係のありそうな子どもが、この短い間に2人も現れたのだ。当然と言えば当然だろう。 そして、大いに困惑したイヴェールとメルヒェンは、ひとまずこの国の王たるRevoの元を訪れることにしたのだった。 エイプリルフールの範疇などとうに越えているが、こんな不思議なことが出来るのは陛下くらいのものだろう、というのが2人の導き出した結論だった。 自分達に瓜二つの子どもを伴って、何が何だか分からないままにとりあえず人目を避けつつ、こそこそと城内を歩いたのももう遥か昔のことのように感じる。 だが果たして、そんな必死な思いをしてまで扉を叩いた2人を迎え入れた国王は、あまりにもあっけらかんとした顔をしていた。 「やあ、イヴェ君にメル君じゃないか。どうしたんだい、2人揃って」 「陛下っ! 大変なんです、あの、その、僕とメル君にそっくりの子どもが……!」 「おや、これはすまなかった。居ないと思ったら君達のところに行っていたんだね」 2人が抱きかかえている子ども達を一瞥したRevoは、特に驚く様子もなく、平然としている。 サングラスに遮られているため、その瞳から感情を読み取ることはできない。だが少なくとも、声音は至って普段通りの穏やかなものだ。 Revoの元へ行けば何らかの反応は得られると思っていただけに、2人にとってこれは予想外の展開だった。 「へ、陛下……これもエイプリルフールの一環、なんですか?」 横でぽかんとしているイヴェールに代わり、メルヒェンがやっとのことで口を開く。 だが、おずおずと問いかけるメルヒェンに対して返されたのは、どこまでも朗らかな微笑みと、さらに予想だにしない答えだった。 「あはは、違う違う。この子たちにはね、次のライブツアーで活躍してもらおうと思ってるんだよ」 「ライブ……?」 「ああ、メル君は初めてだったね。でもイヴェ君ならピンとくるかなあと思ったんだけど」 ますます当惑する2人を前に、Revoは苦笑を漏らした。 「その分だと、びっくりさせちゃったみたいだね」 Revoの言うとおり、イヴェールはよく知っていた。 自分やメルヒェンのような、創造主であるRevoに似て非なる者たち以外にも、融合体と呼ばれる存在がいることも。 彼らは最初から成熟した姿で生まれてくるのではなく、少年のような容姿から徐々に成長していくのだということも。 だが―― 「で、ですが陛下、まさかこんなに小さいなんて」 「実はね、融合された状態で生まれた子達は、最初は皆ちっちゃいんだよ。ふふ、可愛いよね。……とは言っても、あんまり小さな状態で城内をうろつかせるわけにもいかないから、しばらくは僕の部屋で生活してもらうことにしてるんだけど……」 言葉尻を濁したRevoは、決まり悪そうに目線を逸らす。 どうやら少し目を離した隙に部屋を抜け出てしまった、ということらしかった。 * * * 「……陛下は、ああおっしゃってたけど」 ぎしりと音を立てて椅子に腰掛けたイヴェールは、おもむろにティーカップを手に取った。 そうして少々ぬるくなってしまった紅茶を啜りながら、本日幾度目かの溜め息を吐いた。 「この子たちってどれくらいの早さで成長するのかなあ?」 「さあ……そればかりは陛下にお聞きしないと」 何でも良いから早く大きくなってほしい、せめて抱っこする必要のないくらいの年齢まで――メルヒェンは切実にそう願っていた。 そうすれば、自分達の負担も少しは減るだろう、という目論見も無いとは言えない。 だが、それ以上に、まだ小さな2人に自分達が何か取り返しのつかないことをしてしまったら、と恐れる気持ちの方が大きかった。 「そもそも、一時的にとはいえ、私達なんかが世話役で大丈夫なんだろうか」 腕にかかる重みを受け止めながら、メルヒェンはぽつりと呟いた。 身も蓋もない問いだと言ってしまえばそれまでだが、現に十分面倒を見られているとは思えないのだから仕方がない。 「う、それは僕も思ってたけど……でも、陛下にお願いされちゃったし」 「……それもそうだね」 そう、彼らがRevoの元を訪れたとき、「君達さえ良ければ、少し遊び相手になってあげてくれないかな」と頼まれたのが、この育児もどきの発端だった。 国王陛下直々に、しかも申し訳なさそうに告げられた依頼を断れる人間が、この国に一体どれほどいるだろうか。 その上、垣間見えた室内には楽譜が散乱しており、作曲作業が大詰めなのは誰の目にも明らかで。 陛下のお手を煩わせるわけにはいかない、と意気込むイヴェールの提案で、4人はイヴェールの部屋で過ごすことになった、というのが大まかな経緯だった。 「大丈夫だよ、きっと何とかなるって! 双子の姫君がいま色々と準備してくれてるみたいだし、エリーゼちゃんだって何だかんだで面倒見いいじゃない」 「君のその楽観的な思考は、ある意味美徳だな」 にっこりと笑うイヴェールに、思わず呆れる。 だが、それでも不思議と気持ちが和らぐのだからおかしなものだ、とメルヒェンは心の中で独りごちた。 「ね、メル君、やっぱりちょっと交代しようよ。ずっとそのままじゃいくらなんでも参っちゃうでしょ?」 「ああ、そうしてくれるととても嬉しいんだが……」 口を噤んだメルヒェンは、腕の中で今なお眠り続ける子どもたちの様子をそっと窺った。 2人とも、メルヒェンに抱きつくようにしてぐっすりと眠っている。 ぎゅうう、という擬音が今にも聞こえてきそうなその姿に、メルヒェンはこっそりと嘆息した。 「うーん、イヴェヒェンはともかく、メルールがなあ……僕が抱っこしようとするとすぐ泣くんだもん」 全く失礼しちゃうよ、とイヴェールは頬を膨らませる。 「メル君のことはどういうわけかムッティ、ムッティって呼ぶのにさあ、僕の方は見向きもしないなんて」 「普段の行いが悪いからじゃないのかい」 「えー、そんなことないよ! 僕、メル君にはいつだって優しいもの」 「……じゃあ、Moiraとやらにでもその真意を訊いてみればいいんじゃないか」 ずいぶんと投げやりな返答だと我ながら思ったが、実際のところ見当がつかないのだから、それ以外に言いようがなかった。 どうしてこんなに懐かれるのか、メルヒェン自身全く身に覚えがない。 だが、このように甘えられること自体は、嫌ではない、と思う。 未だ勝手が分からず、おっかなびっくり接しているきらいがあるのは否めないが、幼い子ども達の見せる仕草は、そのひとつひとつがどうしようもなく可愛かった。たとえ、体力と気力が大幅に削られるのを差し引いたとしても。 こうして寝顔を眺めているだけでも、知らず知らずのうちに頬が緩んでしまうのだから、その威力は絶大だと言えるだろう。 「……ずるい」 「え?」 ふと降ってきた声に、目を瞬かせる。 顔を上げると、いつの間に歩み寄ってきたのか、膨れっ面のイヴェールがすぐそばに立っていた。 「ずーるーいー」 なおもむくれたままのイヴェールは、メルヒェンの隣にぼふ、と腰を下ろし、そう漏らした。 イヴェールの体重が加わり、柔らかなソファが僅かに沈み込む。 メルヒェンに身を寄せるようにして突然座り込んだイヴェールは、何か言いたげな表情でメルヒェンのことをじっと見つめていた。 「いきなりどうしたんだい、イヴェール」 何がずるいのかさっぱり分からないままに問いかけてみるものの、やはり返答はない。 「……? ああ、君もこの子たちの寝顔が見たいのかい?」 「違うってば! いや、確かに2人も可愛いんだけどさ……!」 口を尖らせ、不満そうな面持ちのイヴェールを前に、メルヒェンはきょとんとするばかりだった。 イヴェールの言わんとすることは依然として想像もつかない。 ただ、自分の推測はどうやらイヴェールの期待には沿えなかったらしい、ということだけは理解できた。 「……イヴェヒェンとメルールが、ずるいって言ったんだよ」 「イヴェール? 何を言って」 「だって、僕だってメル君ともっとくっつきたいんだもん……!」 「は? ちょ、ちょっと待てイヴェール、落ち着い……っ」 首の辺りに思い切り抱きつかれて、頭の中が真っ白になる。 両腕が塞がっている手前、イヴェールを押し退けるわけにもいかず、メルヒェンはただ慌てふためくことしかできなかった。 「おい、2人が起きてしまうだろう……!」 いきなりのことに目を白黒させながらも、必死に小声で囁く。 しかし、メルヒェンの襟元に顔をうずめたイヴェールに、退こうという素振りはない。回された腕も、緩められそうになかった。 (……もしかして) メルヒェンは不意に、ひとつの可能性に思い当たった。 この推測もできれば外れていてほしい、と思う。だが、残念ながら、思索をめぐらせるうちにそれはもはや確信に変わりつつあった。 「イヴェール。君、まさかこの子たちに対してやきもちをやいているんじゃないだろうな」 「…………」 「まるで子どもじゃないか」 「……まだ生まれてないもん」 「言うと思ったよ」 はあ、と小さく息を衝く。 これでは子どもが3人いるのとさして変わらない。 「イヴェール、今はひとまず離れてくれないか。このままだとイヴェヒェンとメルールが目を覚ましてしまうよ」 相変わらず動く気配のない銀髪に、そっと囁きかける。 すると、ややあってようやくイヴェールは面を上げた。 だが、その表情は、先程よりはいくらかましになったとはいえ、まだ憮然としていた。どちらかと言えば、拗ねている、と形容した方が近いかもしれない。 「ほら、早く」 「……じゃあ、離れるからちゅーして」 「な……!」 いきなり何を言っているんだ、と叫びそうになって、慌てて口を閉じた。ここで大声を出してしまっては意味がない。 静寂の中、小さな寝息が2つ聞こえるのを確認してほっと胸を撫で下ろす。 しかし、顔の火照りだけは治まりそうになかった。 メルヒェンは動揺を隠し切れないまま、イヴェールの顔をちらりと窺う。 そこにあったのは、どこかいじけた、それでも真剣そのものといった様子の表情で。 ちょっとした冗談であればどんなに良いか、というメルヒェンのはかない期待は、その瞬間に脆くも崩れ去った。 「だって、メル君が悪いんだよ。あんな可愛い顔、僕にだってなかなか見せてくれないのにさ」 「はあ……?」 むう、と一人むくれるイヴェールに、メルヒェンはどう反応するべきか思いあぐねていた。 羞恥心に呑み込まれそうになるのをぐっと堪えて、必死に頭を働かせる。 「……幻覚でも見たんじゃないか? 君が言うところの『可愛い顔』とやらがどんなものかは知らないが、私はそんな表情をした覚えは」 「してたよ! ぐっすり寝てるこの子たちに向かってさっき微笑みかけてたメル君、すっごくすっごく可愛かったんだからっ」 「わ、わかった、わかったからもうやめてくれないか……!」 イヴェールの思わぬ発言に、メルヒェンの顔は火照りなどとうに通り越して今にも火が出そうな勢いだった。 自分ではさほど意識していなかっただけに、指摘されるとより一層恥ずかしさが募る。 だが、そんなメルヒェンにはお構いなしに、イヴェールはすっと顔を近づけた。 「……やっぱりさ、羨ましいじゃないか。僕だって、メル君のこと大好きなんだよ。ちょっとの間だけでもメル君のこと独り占めしたいって、僕のことも見てほしいって思うの、そんなに変かな?」 色違いの双眸にじっと見据えられ、たまらず目を伏せる。 「っ、君は、どうしてそう恥ずかしいことを次から次へと……だいたい、そういうことならキスでなくても」 「ね、良いでしょ? メル君がちゅーしてくれたら大人しくするから」 「うう……」 毒気のない笑みを向けられて言葉に詰まる。 ほら、と促す声に、メルヒェンは唇を噛み締めた。 さっきまでとまるっきり形勢が逆転しているのが悔しい。だが、そんな感情は、今メルヒェンを苛んでいる羞恥に比べれば些細なものだった。 あらん限りの恨みを込めて睨みつけてみても、眼前の笑顔が崩れる様子はない。 「……――っ」 ぎゅっと目をつむる。 意を決して、メルヒェンは唇を重ねた。 ほんの一瞬だけの、それも、ともすれば鼻先同士がぶつかってしまいそうな、ひどく不器用なキス。 それでも、メルヒェンにとっては精一杯の気力を振り絞った結果だった。 本気で拒絶すれば、きっと諦めるのだろう。何となく、メルヒェンはそう感じていた。 イヴェールは、こうして何らかの行為をねだることはあっても、それをメルヒェンに強要したことは一度もなかったからだ。 それが彼なりの優しさであることも、自分自身に向けられる愛情の大きさも、メルヒェンは知っている。普段は、それを表情なり態度なりに出すことはしないが。 それも、ひとえに己の中の羞恥心が邪魔をするせいなのだが、同時に、そんな自分を申し訳なく思う気持ちも多少はあった。 だからこそ、たまには応えても良いのではないかと思ったのだ。いつでも真っ直ぐに自分のことを求めてくる、その好意に。 「……何だその顔は、自分から言いだしたくせに」 緊張と興奮の醒めやらぬまま、メルヒェンはそっと目をあけた。 そうして恐る恐る隣を窺ったメルヒェンの目に映ったのは果たして、呆気に取られた様子で瞬きを繰り返すイヴェールだった。 何とも名状しがたい空気にいたたまれなくなり、ふいと顔を背ける。 「めるくん、いま」 「っ、下手くそで悪かったね」 「いや、そうじゃなくて……その、まさか本当に唇にしてくれるとは思わなくて」 「…………!」 今度こそ、耳まで赤くなったに違いない。メルヒェンはそう確信した。 改めて口に出されると、今しがた自らが行ったことが嫌でも反芻されてしまう。 「ち、違う、これはっ」 咄嗟に口を開きかける。 だが、言い訳じみた言葉が脳内にぐるぐると渦巻くも、結局ひとつとして声になることはなかった。 一方、口をぱくぱくさせながら赤面するメルヒェンとは対照的に、イヴェールは喜色を満面に湛えている。 「えへへ、メル君にちゅーしてもらっちゃった」 「っ、もう忘れてくれたまえ……!」 「そんなに照れなくてもいいじゃない。大丈夫だよ、メル君はいつだって可愛いから!」 ああ、彼にはもう何を言っても無駄だ、と。 まるでご褒美をもらった子どものような、純真無垢な笑みを向けられて、メルヒェンはそう悟った。 聞いているこちらが気恥ずかしくなる言葉の数々に、やり場のない、むずがゆい気持ちがこみ上げてくる。 (全く、本当にどうしてこんなことに……) 未だ頬の火照りが治まる気配はない。 子ども達が大きくなるまで、ずっとこんな調子なのだろうかと考えると、メルヒェンは気の遠くなる思いだった。 12.11.13 [ back ] |