貴様の首も粛清してやろう | ナノ



幸せにしたいと願った。何度も何度も、繰り返し願った。あるいは僕がシ徒ではなくただの人間だったなら事は容易だったのかもしれないとも思った。とにかく彼の、シンジ君の幸せを願った。彼の幸せを願っているとき、僕は確かに人間であったのかもしれない。人の子ひとり守れない、ただの人間であったのかもしれない。

∴無力


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庵貞Qどのカヲルくんでもある



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BLコンテスト・グランプリ作品
「見えない臓器の名前は」
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