「ヒロトくん」
「なあに吹雪くん」
「あのねヒロトくん、君に言いたいことがあるんだ」
「うん」
「君が二番目のはなし」
「二番目」
「そう、二番目」
「へえ、なるほど。確かに俺は二番目だけど。でもすると君も二番目になってしまうよ」
「うん、そう、そうだよヒロトくん。僕は二番目なんだ。 ああそうだしってるかいヒロトくん」
「なにを」
「二番目はどうやったって一番目にはなれないんだ」
「はは、いまさら」
∴二番目のはなし
( 0929 )
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