※ちょっと病んでる ああ今日もか。チィチィと窓際で鳴き始めた小鳥の声を聞きながらそう思う。今日も、眠れなかったか。まるで他人事のように言うけれど、実際他人事と同じくらいどうだっていいことなのだ、もう。夜の闇が怖いわけではない。むしろ心地好い孤独感に浸れるあの空間が好きだ。では何故眠れないのか。そんなの知らない。知るわけがない。ただ、頭は眠りたくて身体も睡眠を欲していたって、俺の中のなにかが眠ることをひどく拒むのだ。やってられるか。あーあ、またきっと今夜も眠れないのだ。完全に太陽の顔を出したころ、ようやく俺の中のなにかが睡眠を受け入れる。あーあ、今日もか。おやすみ世界。また夜に会おう。 ∴まくら |