おとなになって欲しくなかった、君はきっとそう思っているだろうね。だけど俺はねアーサー、子どもじゃいられなかったんだ。君と対等の立場にならなきゃ、君は一生俺を見てくれることなんてなかっただろう?それじゃだめなんだ、だから無理矢理にでもおとなになった。ねえ気づいてよ、アーサー。 おとなになりたかった、お前はそう言ったよな。でも俺は、やっぱりお前をおとなにしたくなかった。子どもでなきゃ、だめだったんだ。だっておとななんて勝手にどこでもやってけるだろ?なあアル、どうして俺から離れていってしまったの。置いて行くなよ、アルフレッド。 ∴君は |