※DVっぽいシュウ白 死にたいなあ、と隣から吐き出された言葉に吐き気を催した。やめて、とも、じゃあ死ねよ、とも言えない。それは許されない。こいつは、隣でそよぐ風にゆれる前髪をいかにも純粋そうに微笑みながら見ているシュウは、知っているのだ。知っていて、そしてそれを言わせようと考えた結果なのだろう。俺の答えなんてこいつは期待していない。こいつが期待しているのは、ただの。 お、れ、も そのたった三つの文字を耳に落としたシュウは満足そうに微笑んだ。この野郎、この野郎。有り難うなんて白々しく綺麗な微笑みを浮かべるシュウと目が合った途端、身体中がずきずきと悲鳴をあげ始めた。痛い痛い痛いよ。情けない自分の声が、もう何度聞いたかわからない情けない声がフラッシュバック。いやな汗がじっとりと背中を伝った。最悪だ。なにもかも、最悪だ。お前なんて、お前なんて。勝手にひとりでしんでしまえ。 ∴それが愛情の裏返しだなんて笑わせる ---------- 多分シュウ→白で、白竜に恋愛感情はない。怖いから逆らえないだけ。シュウくんは一応白竜のこと好きだけど、もしかしたらただの依存かもしれない。心中のお誘いするシュウくん。恋愛か依存かはわからないけどそんな二人も好きです。 |