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あかい瞳が揺れていたのを覚えている。僕のベッドのなかで静かな意志を湛えたあかい瞳が揺れていたのを覚えている。僕の身体中にぎゅうぎゅうと巻きついたあかい瞳がさみしいと揺れていたのを覚えている。さみしいさみしいさみしいとあまりに揺れるものだから、そのあかい瞳を思わずぐうと抱き寄せて、唇を寄せて、それから。


∴愛しちゃいないが

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