こいつは一体、こんなやつだったろうかと時々思う。まあ俺の知る彼というのはほんの僅かなシードであった時代だけなわけで、やはりそう思うのは当然なのだろうか。しかしどうしても、なにか拭えない違和感がごろりと喉元に転がっているのだ。彼は一体、あんなに大人ぶった子どもであったろうか。俺の知る彼はもう少し、もう少しだけ。
∴澄ました子どもの隣に違和感
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