言ってしまえば、単純に世界が憎かった。彼を奪っていった、そのまま知らん顔していた、広い広いこの世界が憎かった。ただきっと俺を純白の白だと信じて疑わなかった彼がそんな俺など見たいはずもないのだろうから、仕方なく俺は笑っているのだ。それでも笑って生きることと赦して生きることは大きく違うよ、ごめん。
∴私の白は汚れた
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