0.5日目




期待しなかったといえば嘘になる。だってあの時ご褒美と言った降谷くんの顔はとってもエロかったし、久々に会えたわけだし、前も久々に会えたかと思えばひらすらエッチをして気づけば降谷くんいなくなってたし、つまりだから今回もエッチなことをするんだろうなーとは思ってた。期待してた。けどなんか性急すぎて僕ついてけないよ!ベッドにはいって5分で挿入っておかしいよ!僕が歯磨きしてる間に色々してたとかやめてよ!僕見たかっ、じゃなくて心の準備とかムードとかまるっと無視しないで!!


「ふ、ふる、ふるやくん、僕ちょっとトイレに行きたいな!?」

「そうか、ここでしろ」

「えっ、待って聞き捨てならない。降谷くんってそういうプレイ有りなの?」

「さあ?ほら、往生際が悪い。もう入れるぞ」


あんまりな返しに驚いている間にちんこを掴まれてしまった。降谷くんは褐色の艶めかしい身体を僕の上に乗せて肉食獣ような顔で笑っている。完全に強者で捕食者だ。ああそんな顔もいい…ってちがう!だめだ!


「ちょっまってまって!ゴムは!?それに久しぶりなのにこの体制は、ーーっわあ!?」


どん、と圧倒的筋肉量の降谷くんに胸を押されて僕は起き上がることさえ出来ない。うそ……僕ひ弱すぎない…?
そのまま降谷くんの上半身しか見えない体制のまま、にちゃ、と亀頭に何かがあてられた感覚を感じた。あ、あ、これは、


「ふっ、ナマも騎乗位も好きなクセに」

「う、そ、それは、そうなんだけど…!でもっ、あ!?ちょっと!?」

「、ん…っ、はあ、っ、あ!、っ〜〜…っ!」

「あ、ああっ、ふるやく、はいってる…っ」


ローションでぐちゃぐちゃになっている降谷くんが、僕のペニスをずるずると食べていく。熱くて、ぎゅうぎゅう包み込まれて、降谷くんのナカを暴いて、興奮でどうにかなりそうだ。久しぶりだから降谷くんの身体は異物を拒否して追い出そうと動くのに、彼はそれに逆らって強引に更に腰を落とす。そのせいで腸壁が波立って不規則に締め付けられて気持ちよくてどうしようもなくて、僕はもう達してしまいそうになる。


「っん、まだ、、っは、もうちょっと、おく、」

「う、ああっ、ふるやく、しめつけないでっ、ううう、でちゃうってばあ…っ」

「あはっ、気持ちい、だろ?、ん…っ、好きなだけ、だせ、 あ…っ!そこ、〜〜っ!」


自分の身体だというのに降谷くんは無遠慮に押し進めて、落ち着く間もなく揺らして、抜き差しする。僕のペニスはもうほとんど呑み込まれて、亀頭はこの先にいけないことを感触で伝えている。だというのに降谷くんはいつかの快感を感じたくなったのかその先へと僕のペニスを押し付けて、背中を仰け反らして震えている。気持ちいいんだ、きっと。その証拠に彼の身体はもう僕のペニスを追い出そうとするのではなく、その逆で、もっと先へ受け入れようと開き始めている。
だめだ、気持ちいい、ああでもディルドじゃないんだから、僕だって動いて降谷くんを気持ちよくさせたいのに!そう思って目線を降谷くんの綺麗に割れている腹筋から綺麗な顔に移すーーーー、ぞくりとした。熱っぽい瞳が、じっと、僕を、みてる。

あー!降谷くんエロい!もう!だめ!!


「あ、う、だめ、でる、でるっふるやくんっ」

「っふ、はは…っ、かわい、___、___…っ」

「ふるやく、う、う〜〜〜っ!」

「く…っ、う、っああ…!」


ビリビリと腰から頭へ電流が駆けて、勝手に太股が震えて、勝手に腰が動く。最後まで出し切りたくて、本能的に降谷くんに抱きついて腰を振る。降谷くんの方が体格がいいのであまり大きくは動けなかったが、それでも降谷くんの中も悦んで搾り取るように動いてくれる。ああもう何も考えたくない。降谷くんすき。だいすき。一生降谷くんと抱き合ってたい。


「いいなそれ。じゃあおれもイかせてくれ」


にやりと降谷くんが笑っている。あれ、僕もしかして声に出していたのか。というな遅漏気味な降谷くんをいかせるまでに、僕は何回出さなきゃいけないんだろうと考えると少しだけ玉がヒュンてした。


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