opキッドとキラー きっどくんときらーくんといっしょ




「キッド、俺はお前をゆるさない。絶対にだ」
「うるっせェな!こっちだって引っつけたくてお前を引っつけてんじゃねぇよ離れろ!」
「やめろ!お前の脚力で俺を蹴飛ばしたら義手と義足がもげるってもう何回もやっただろ!痛いんだぞ繋げんの!!」
「だー!!次からは木製のとかにしろ!!」

っていう義肢(鉄製)主。夏島と冬島は死ぬ(死因義肢)。でも義肢に色々武器仕込んでるから鉄製じゃないとダメ。右手右足が義肢。キッドが能力使う度に引かれるからメンドクサイ(磁力)。キッドはキッドで何か主人公を気に入ってる。悪友的な感じで。キラーと幼馴染みでキラーはキッドに大事な幼馴染みとられた気分ですねてるとかわいい。


@夏島
「あっぢぃ…秋島…秋島にいきたい…」
「よぉ___、おもしれえ顔してんなこの夏島出んのは6日後だぜ!」
「うおあああキッドめ!」
「っぶねェ!てめぇアッツアツの義手で触ろうとすんな!」
「わざとじゃないですーぅめんごめんご」
「こ ろ す」
「___…部屋か日陰にいろ」
「キラーまじ天使」


@夏島
「キラーキラー!見てくれ!!」
「……何をしている?」
「肉焼いてる!すごくね?キッドがふざけて生肉置いたら焼けたんだよ!!」
「…………そうか、良かったな」
「食うか!?」
「遠慮する。キッドにくれてやれ」


@冬島
「夏島は許せねェけど、冬島は許せる。暖房効いた部屋でいれば全く支障ねェし」
「___!襲撃されてんのに悠長にゴロゴロしてんじゃねェ!!」
「えー?だって外に出たら相手が全滅するのが先かおれの凍傷が先か、みたいなとこあるじゃん?」
「テメーの凍傷なんざどうでもいいんだよ!」
「ひでェ!お前はまだ凍傷の恐ろしさを知らない…!!」
「はぁ…___は狙撃にまわれ。キッド、行くぞ」
「えー?」
「___は、狙撃に、まわれ。分かったか?」
「イエッサー!」


@バカ
「キラー、次の島はどれくらいで着くんだ?」
「あと3、4日後だ」
「そうか、ふーん」
「どうした?」
「いやあ、最近ココナッツオイル流行ってんじゃん?」
「?ああ(そうなのか…?)」
「あれで義肢を整備したら、甘い匂いで虫が集まってきて…(震え声)」
「…………お前はどうしてそうなんだ」


@街で戦闘後
「キッド、俺が学校の先生ならお前の成績表の おもいやり に×をつける」
「船長を敬わねェ上に片足無くした役立たずを船まで担いでやってるのにか」
「これ担いでねぇよ。能力で自分にくっつけて歩いてるだけだろ俺のケツ死ぬいたたたたおい砂利道だぞケツまじ死ぬ!」
「死んでろ」


@昔話
「え?俺がなんで義肢かって?」
「そうだ早く話せ」
「どうしよっかなー」
「早くしろ」
「チューリップうぜぇ。何で急に?」
「暇だからだ」
「さすがキャプテンキッド。人の古傷を抉りまくるー」
「その蔑んだ目ヤメロ」


@昔話…?
とある医者の夫婦の間に生まれた子はとても活発で明るく、物静かな夫婦は困り果てていました。その落ち着きがなく騒がしい生き物は自分たちとは別の種族のように思えて吐き気がします。楽しそうにはしゃぎながら村を駆けずり回る姿に、夫婦は微笑みました。「あの腕と足が悪さをしているようだ」と。


@昔話
「………」
「キッド、顔がコワイぜ?」
「元からだ。胸糞悪ィ話だな」
「ちなみに俺は村一番の工場の爆発時に腕と足がぶっ飛んだんだけどな。いやーキラーがその場にいなくて良かったぜ」
「は?お前、両親に切り取られたんじゃ」
「別に俺の話だけどって言ってなかったじゃん。騙されてやんのーぷぷー」
「左ワンペアもぶっ飛ばしてやる」


@傍に
義肢。欠損した手足の代替品。血の通っていないひんやりとしたそれのお陰で___は戦えるし、戦うことで己の存在意義を確立している。

「貴方が好き。どこにも行かないで」

目に涙を溜めながら右腕にしなだれかかる女には、溜め息を吐くことさえ勿体無い。鉄のそれを見せてやれば引き攣った顔で逃げる癖に。

「キラー。お前だけは、ずっと傍にいてくれな」

頼むよ。そう呟いた声は震えていた。


@遊んで
「キラー」
「何だ」
「キラー。きーちゃん。きらたん。きらりん。マスク野郎」
「殴るぞ」
「とかいって殴らないキラーまじ天使」
「はあ…何なんだ」
「いや、特に何もねぇけどさあ、暇だし構えよ」
「…いくつだお前は」
「とかいいつつ構ってくれるキラーまじ大天使」
「はあ…何するんだ」
「組手!」

キャッキャとはしゃぎながら義足から銃弾ぶっぱなす___と嬉々として剣を振り回すキラーの組手もどきを見てキッドは全力で引いた。ドン引き。こいつらキモい。


@下手
「おい___!今度のお前の義肢、これにするぞ!」
「うわあキッド何そのへったくそな絵。もしかして義肢のデザインのつもりなの?引くわ、引くほどへただわ。腕と足に見えない。何かごちゃごちゃした棒だよそれ。どういうつもりなの?それ見せて作ってもらえると思ってるの?」
「キラーが描いた」
「うわあ上手!!」

@続き
「き、キラーは、独創的な感性の持ち主だなあ!俺みたいな凡人では達せぬ領域だぜ!絵のタッチも独特で滲みでる芸術を感じさせるなー!!」
「………どうだキッド(小声」
「ダメだなまだ凹んでるぞ(小声」
「でもへただよあれは…もう言い様がないよ(小声」
「いいから責任持ってキラー復活させろ(小声」
「そもそもキッドが面白がって持ってくるからだろ」
「オレのせいにすんのか?あ?」
「持ってこなきゃこうならなかったのは事実だろうが」
「絵をドぎつく罵った後は責任転嫁か!性格悪ィな!」
「お前よりは良い!」
「表でろォ!!」
「上等だァ!!」
「2人とも落ち着け、ここは表だ」


オチはとくにない。

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