BS爽児 おねだり R15




自慰をするときは身体に変に負担を掛けないように、___が監視している。っていっても触ってもらってるから、自慰の監視じゃなくてペッティングっていうのかも。恋人だしね。

___は俺の太腿に吸い付いたり舐めたりしていて、その卑猥な光景に興奮してしまう。自身を擦る手が___の愛撫で硬度を増すのを感じて気恥しい。どんなにテニスが上手くても、所詮俺は浅ましい男だ。もっと、気持ち良くなりたい。ぼんやりする頭でシーツを握り締めていた手を動かす。


「はあっ、 んっ、…___、 もっとぉ…っ!」

「あ、こら爽児、そこ触っちゃダメって言っただろ」


乳首を触ろうとした手を掴まれて、どうしようもなく泣きたくなる。


「だっ、て、…あっ、じんじん、する…っ」

「だめだ、敏感になりすぎ」


そう苦笑する___に唇を噛む。誰のせいか聞いてやりたい。___が俺の乳首を弄ったりしたから、こんなに感度が上がったんだろ。早く触ってくれ。ピンと張り詰めたそこは熱くてじんじんして、もう、耐えられない。


「おね、が…っ、ちく び、はあっ、さわってぇ…っ!」


足を___の腰に絡めて、見せつけるように背を反らせる。ごくりと、___の華奢な喉が嚥下した。ほら、___だって触りたいくせに。ぺたりと俺の胸についた___の手にほくそ笑む。勝ったな。


「試合中、感じたりするなよ」

「!ばか、しないっ、からぁ…っ、はやく…っ」


そんな漫画みたいなことあるかよ。まったく、___は意地悪なのか天然なのか分かんねぇな。
細長い指がくるりと乳輪をなぞる。ゾクゾクと快感が背中を這って、熱で逆上せそうだ。息が苦しい。はやく、はやく、


「___…っ、ひどく、して…?」


息を詰まらせた___の目に火がついたのを見て、俺はそっと舌なめずりをした。


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池くんはおねだり上手


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