WT あいどる2




「あ゛ーもう嫌だ。迅さん、俺いつになったらこれ(女装)辞めれんの?」
「さぁな、不確定っぽいぞ」
「うーわ使えねぇー迅さんのあほー」
「はいはい。で?何があったんだ?」
「……ぐすっ、」
「え」
「ど、しよ、じん、さ…っ。おれっ、よごされ、ちゃったよぉ…っ」
「!、あのなあ…心臓に悪い冗談はやめなさい」
「あ、見えた?ちなみに本音は給料低くてやってらんねーでしたはぁと」

迅さんに冗談言ってもネタばらししてる未来が見えるからすぐバレちゃうよねって話。



「あっ___さんだー!」
「げっ、緑川」
「___さん今日も可愛いね!」
「うっせー今女装してねぇだろーが」
「してなくても可愛いの!ねえねえデートしようよー」
「俺は男だっつの。まあお前が女になるならいいけど?」
「え…っ」(真っ赤)
「……緑川、お前可愛いな」
「なっ、何言ってんの!?意味わかんないから!」
「あっいいこと思いついた!お前が女装してアイドルすればいいじゃん!」
「えええ!?絶対やだー!!!」

緑川くんは良いショタ。



「太刀川さぁんっ」
「___、どうした?」
「忍田本部長から伝言ですぅ。『この間の条件を呑んでやるから、溜まっている提出物を全て出せ』だそうですよっ」
「!本当か、堤に教えて貰ってくる…!」
「頑張ってくださいねっ」

(つーか条件ってなんだろ。本部長と模擬戦とか?奢りで飯…うーんわからん)

後日
「___、ちょっといいか」
「はぁいっ!どうかしましたあ?」
「この前伝言を頼んだだろう。慶が本当に全て提出物を出した」
「ああ!あの条件がどうとかってやつですねっ」
「ああ。…で、だ。悪いんだが一日慶に付き合ってやってくれないか」
「………はぁ?」
「慶が___とデートしたいと聞かなくてな」
「デ!!?ぜってぇ嫌だ!」
「受けてくれるなら服の露出を控えるよう掛け合ってもいいぞ」
「………マジで?」
「ああ。」
「分かりましたあっ。太刀川さんにちゃんとエスコートして下さいねって伝えといてくださぁいっ」
「助かる。これで留年も暫く心配せずに済む」
「新しい服楽しみにしてますぅ!」

こうして留年回避。
服は多分あんま変わらない。



「烏丸先輩っこんにちは!」
「おー木虎。久しぶりだな」
「木虎ちゃんっ!わたしもいるわよっ」(烏丸に抱きつく)
「___先輩…!か、烏丸先輩から離れてくださいっ」
「えー?これアホとりまるの提案よっ?」
「えっ!!か、烏丸先輩…」
「面白いかと思ったんだがな。特に太刀川さんとか」
「なんだったら木虎ちゃんもとりまるに抱きついちゃえばぁ?」
「!!なっ、ななな何言って…っ!」(真っ赤)
「___いじめてやるなよ。悪いな木虎。それじゃ、またな」
「あっ、はっ、はいっまた…っ」
「またねっ木虎ちゃんっ」
(抱きついちゃえば良かったのに、木虎ちゃんシャイだなー)


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