WT慶 ゆうかいねつ R18




ゆっくり、息を吸う。ピタリと宛てがわれたそれが、ぐぐぐ、と肉を割って押し入ってくる。力を入れないように、ゆっくり息を吐きながら、落ち着け落ち着けと頭の中で自分に呼び掛ける。___の、太く硬い熱に貫かれていると思うと、興奮してしまってしょうがないのだ。ふーふーと必死に呼吸を繰り返す。ああなんだ、今日はやけに焦らすな。いつもならもうぐちゃぐちゃに暴かれている筈なのに。つい二日前のあの激しい行為を思い出して、じわり、下半身と頭がまたいっそう熱くなる。

「っはぁ、やば、慶のナカ、すげぇ絡みついてくる」
「ゃっ、いう、な…っ!、ぁうっ」

意地悪な言葉にきゅう、と恥ずかしげもなく___のを締め付けながら、中へ中へと誘ってしまう。___の、熱いな、形が分かる、やばい、入ってきてる。腹が熱くてしょうがない。落ち着くなんて無理だ。もうどうすればいいか分からなくて、ただ目を閉じて堪える。とろり、気持ち良くて熱くて、頭が溶けてんじゃねぇか心配になる。ぐ、と最奥にそれが押し当てられた。ああ、ダメだ、気持ちいい。

「っふ、はぁ…っ、___」
「…ん?、っ、どした?」

___は優しく笑いながら、おれの、汗で額に張り付いてた髪を払いのける。なあ、好きだ。好き。もっと___とひとつになりたい。このままおれの脳みそぐらいぐちゃぐちゃに溶け合ってしまえばいいんだ。


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