lhにゃん太 ふたりのあさ



lhって勝手に略してますが、ログホラにゃん太さん夢です。


シャッ、とカーテンを開ける爽やかな音がする。朝日の眩しさに渋々目を開けると、最近見慣れてきた柔らかな木の天井と、二本足で立つ猫のシルエットが見える。

「…おはよ、×××さん」
「おはようですにゃ、___ち。もう朝食は出来てますにゃ」

落ち着いたテノールを零す美しい猫に両手を伸ばす。くすくすと笑いながら、おれの両手に大人しく包まれてくれる彼に愛しさが込み上げる。ああ、幸せだ。

「ね、おれ幸せだよ、×××さん」
「我輩も幸せですにゃ」
「でも×××さんと一緒に×××さんの美味しい手料理を食べたら、もっと幸せになる」
「それはそれは。光栄ですにゃ」
「幸せ過ぎて、死にそうだーー…」

彼を腕に閉じ込めたまま、とろりと微睡む。ふわふわの毛と、太陽の香りは最高の催眠剤だと思うのだ。

「ではここで鞭をひとつ」

「…?何か言っ」ゴンッ「いっっ!?」

ばさりと剥ぎ取られた布団に、未練がましくくっついていたせいでベッドから振り落とされた。冷たい床にぶつけた頭は痛い。冒険者なれども痛い。

「×××さんひでぇ…っ」
「死なれたら困りますにゃ」
「それは言葉のあやでっ、」
「それに、」

「温かいうちに召し上がって欲しいのですにゃあ」

ぱちん、とバッチリ決められたウインクに、頭の痛さなんてぶっ飛んだ。×××さんマジ天使。素敵。流石マイスウィートラバー。

「ほら___ち、」
「うん、にゃん太さん」

今日もおれは幸せです。




ーーーーーーー
現実でも付き合ってる二人。×××がにゃん太さんの本当の名前で、___が主人公のゲームでの名前。


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