主人公は御幸のリトルリーグ時代のチームメイト。御幸の一個下。仲良しで一兄(かずにい)と呼んでいる。野球のセンスはあったものの、怠惰な性格が起因してそろそろ辞めたいと言ったところ、母に小学校卒業までは続けろと言われ惰性で野球する毎日。面白くない訳ではないんだよなー、ただごろごろする方が好きってだけでー。 そんなある日、練習後御幸たちと帰宅途中、御幸が暴走しているバイクに轢かれそうになり代わりに轢かれる。 目が覚めるとギプス装着した右足が吊られているのが目についた。 や、野球辞めれる…!ごろごろし放題! ふおおと喜んでいると、左手に違和感。見ると一兄がおれの手を握っている。母曰く、自分のせいだとおれが目覚めるのを待ってたそうな。むしろおれ感謝してるけどなあ。 起きた一兄に謝り倒され、大丈夫だから一兄プロになっておれのこと養ってーキャッ。と冗談言ったところ一兄は真剣な顔で頷いた。え、うそだよ、いや一兄ならプロになれるだろうけど、ネタばらし出来ない雰囲気だこれ。 靭帯切れてたらしく、激しい運動は厳禁らしい。やったね!でもリハビリは必要らしく、ついでに父の仕事の関係でリハビリ充実な小児病院の近くへお引越し。あ、一兄にお別れ言いそびれた。ま、いっか、こっちのが一兄が気にしなくて済むな、うん。ごろごろひゃっほーい! 主人公母も、リハビリが必要だから病院の近くに引っ越すの、とは言いにくくて御幸に何も言ってない。御幸は、___はおれのこと嫌いになったんだ。だからいなくなったんだ。でもプロになって養ってって言われた。つまりプロになったら___と一緒にいられる。早くプロになって迎えに行かねぇと!!と思って野球頑張る。そして青道に。 一方主人公は、母に勧められるがままに青道に入学。母も主人公もまさか御幸が青道にいるとか思ってない、というか御幸のことはほぼ忘れている。 沢村と同じクラスで、何故か仲良しになり試合を見に行くことに。 「嘘だろ…___……?」 「えいじゅーーん!頑張れよーー!」 「おー!___!見てろよ三振とってきてやる!!」 「ぶっは!おま、それマウンドに立ってから言えよー!」 「うぐっ!も、もう少ししたら立つんだよ!!」 ___は___の名字だ、間違いない。___だ。どうしてここに。沢村と仲が良いなんて知らなかった。どうしよう。俺はまだプロじゃない。___に会う資格なんてない。嫌われてる、のに、怖い。プロになれるって証明しないと。なれる程の力があることを見せないと。そのためには、勝つしかない、な。 「あれが栄純の言ってた御幸一也さんか…。一兄の面影ある気がするけど、同姓同名の別人だったら恥ずかしいよなー。うーん、まあ、向こうも俺のこと忘れてるだろうし、いっか。」 ここからジリジリ主人公に近づく御幸。プロになって、養うから!嫌わないで!と必死な御幸に、ヒモ精神全開な主人公。野球辞めれてオマケに料理出来るプロ野球選手ゲットとか小5のおれグッジョブ! いつの間にか御幸は主人公のこと好きになっちゃってて、主人公を落としにかかる。 「___、おれ…、気持ち悪いかもしんねぇけど、お前のこと好きだ。付き合ってくれ」 「え、プロになって養うってもうあれプロポーズじゃないの?おれその気でオッケーしちゃってた」 「」 「てへぺろ。改めてよろしくね、一也さん。」 「!ぁ、え、っ、ああ、よ、よろしく…っ」 一也さん呼びに照れる御幸と相変わらずダルダルな主人公でエンダアアア。 to list |