カカシ先輩と水風船のおまけ2 


●おまけ1

「カカシ先輩、お好み焼きも食べますか?」
「うん。いいね。……あれ、カカシさんって呼ぶんじゃなかったの?」
「えっ?でも任務はもう終わったし……」
「そ……残念」
「えっ!?」
「……」
「か、カカシさん……!」
「……くくく、照れすぎでしょ」
「だって……」


●おまけ2

「浴衣可愛いね。自分で着付けたの?」
「ありがとうございます!大体は自分で着ました」
「……大体は?」
「帯がちょっと難しくて、最後の仕上げはテンゾウにやってもらったんです」
「へぇ、テンゾウに……まさか、着替えてるときからあいつを部屋に入れてたの??」
「あ、でも、さすがに私が着替えてるときはテンゾウ、キッチンでコーヒー飲んでましたけど」
「へー……あのさ、ナズナは影分身って知ってる?」
「あ……!」
「無闇矢鱈に男を家に上げるんじゃ無いよ」
「でもテンゾウは男じゃ無いんで大丈夫です」
「え!?」
「それにテンゾウのが帯結ぶの上手いんですよ…!」
「なーんか小器用なところあるよねあいつは。……いや、テンゾウが男じゃ無いってどういうこと」
「テンゾウは性別テンゾウなので…」


●おまけ3

「また甘そうなの頼むね……」
「かき氷はイチゴ練乳って決めてるんです!そういう先輩は、甘いの大丈夫なんですか?」
「んー、レモンぐらいなら。でもシロップはちょっとだけかけて白いとこメインで楽しむ」
「白いとこってただの味しない氷じゃないですか」
「フワフワで冷たいのを楽しむからいいんだよ」
「あ、テンゾウ達だ」
「やっぱりお前は緑を選ぶんだね」
「緑ってなんですか緑って……宇治抹茶ですよ!」
「テンゾウの舌みどり!怪獣みたい!」
「ナズナこそ、舌真っ赤でオバケみたいだよ」
「……」
「……」
「カカシ先輩の舌どうなってます?」
「やだ、見せない」
「見たいです!」
「だからあんまりシロップかけてないって……」




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