あおいりそうきょう
※台詞しかない
なあ照子。
互いががもっと違う生まれだったらとかよ。
乱世じゃなかったら、もっと平和な世だったら。
二人で幸せに暮らせたかもな。
はい元親様。
私がここに送り込まれずとも、友好国の生まれであれど、
二人で生きて行くには厳しい環境でございますね。
最後まで私には元親様を暗殺することが出来ませんでした。
どうか最期は元親様の手で。
なあ照子。
何でしょう元親様。
今生を捨て、誰の目も届かない所で二人きりで居たくはねえか。
それはとても素敵なお誘いですね。
俺の好きな海の底で愛おしいお前と二人きり。
たまに海上で野郎どもが通りかかってくれれば幸せじゃねえか。
元親様がみていて下さればきっと彼らの船旅は上手くいくことでしょう。
野郎共には悪いが、俺たちは先にいくことにしようじゃねえか。
来世に思いを馳せてゆるやかに二人で眠る
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