藤君と


こんにちは。
図書委員の速水照子です。
学校のアイドル藤君に恋してから一年と五ヶ月。
運よく同じクラスになって半年。
クラスメイトAと認識されたであろうファーストコンタクトはつい三週間前。

そんな私の前にはふっ藤君が・・・・!!
かっかっこいいよう!!
なんかオーラがすっごくキラキラしてるし。
周りの空気も澄んで見えるよね。流石イケメンさん。

あ、だめだ。なんかドキドキしてきた。
しっしょうがないよね!?いつも遠くから眺めてただけだし。
オーラに当てられて動けないよ!

「おっ。速水じゃねーか。何してんだよこんな所で。」

聞きました!?皆さん!
あの藤君が!あの藤君が私の名前を覚えてて・・・・
しかも私に話かけてくれただなんて!!

とっても嬉しいんだけど心臓が・・。

あわああああ・・・・・。


「とっ図書委員なんです。藤君は?」

「ああ、俺は昨日出た課題のやつ、あれ調べ物だし。
メンドクセーけど。」

「そうなんだ。」

「なあ速水。なんかいいのねーの?」

私は昨日使った資料を持ってきた。
藤君の役に立てるなんて!

「これだったら・・・。」

「おっ。ありがとな。」

藤君は資料を受け取った。
あっ・・・。ちょっと手が当たった・・・。

藤君は何事もなかったかのように頭 を 撫 で た 。
撫でたんです!もう恥ずかしいいい!

「ちょっ・・・・・・あの・・・そっ・・・」


あなたの一挙一動に私の胸はもう・・・!

(頭が容量オーバーして倒れるまで後3秒。)


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