02


アカデミーの授業と言うのはこんなに退屈だったのか。ナルトやシカマルが抜け出すのも分からなくもない。
今はくノ一クラスで例の生花授業。ぶっちゃけてしまうと生花なんてやった事ない。
面倒になってしまった私は端っこの方で寝そべった。

『(早く帰って兄さんに修行見てもらい…あ、今日兄さん任務でいないんだった)』

そんな事を考えるうちにどんどん授業の終わりが近づき先生の合図で授業が終わりを迎えた。この後も授業があるが怠いのでサボり。
アカデミーから少し離れた丘に寝そべった。白い雲がどんどん流れていく中近くに気配を感じた。
重たい顔を動かすと、ダルそうにこっちに向かってくるシカマルとチョウジとキバとナルトだった。

「ん?イヅキ?」
『あ、ナルト。サボり?』
「うん。イヅキもサボりか?」
『勿論』

彼らは私の側に座った。

「お前、サスケの妹だからもっと堅いやつだと思ってた」
「僕も…」
「俺も」
「俺もだってばよ」

上から順にシカマル、チョウジ、キバ、ナルトは不思議そうな表情を浮かべ私をじっと見た。私は照れるとか冗談を言いながら前、ナルトに言った事をそのまま言った。
4人は優しく、そんなことないとハモッた。

『ありがとう』

友達ってやっぱりいいな。そう思った一日だった。



 

[back]


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -