01


この世界に来て約一ヶ月経った。
どうやら、これは夢ではなく現実で自分はどうやらサスケの双子の妹らしい。
まだ、イタチも居ると言うことはクーデターは起こっていない。
それを阻止する為に、修行はしているもののこの世界に来て間もないせいかうまくチャクラが練れずにいた。

『はぁ…サスケは一人で修行したいってどっかいっちゃったし。兄さんは任務でいないし。父さんは怖いし。母さんは買い物でいないし。どうすればいいんだろう…』

そう考えながら、近くの公園に訪れた。
数人の親子連れがいる中に見覚えのある金髪を発見した。
彼は、一人ぽつんとブランコに乗っていた。

『ナルトくん?』

私はとなりのブランコに乗ってナルトに話しかけた。ナルトはガバッと顔を上げ私の顔を見た瞬間複雑そうな顔をして笑った。

「えっと、サスケの妹のイヅキ…ちゃんだっけ?」
『うん!そうだよ。ちゃんはいらないから普通に呼んでね』
「おう!」

それから大分話し込んでしまったみたいで辺は、夕闇になっていた。

「イヅキってば、すんげーいい奴なんだな!!サスケの妹だからもっと、こう…」
『クールで腹立つやつ?』
「うん…そんな感じだと思ってたってばよ」
『妹でも性格も才能も違うよ。私なんてダメダメだし!』

そう言うとナルトはニカッと笑って、そんなことないと言った。
それが嬉しくて、ナルトの手を握ってありがとうと告げた。

「!!あっ!イヅキってばそろそろ帰らなくて平気なのか?」
『あ、そろそろ帰らないと叱られちゃうね…ナルトくんまた話そうね!』
「おう!」

そこで私たちは別れた。家に帰ると兄さんが心配していたようで少し怒られたのはまた別の話。



 

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