奇怪なサーカス[2] 3/143



重い瞼を開けると目の前は真っ白だった…
白いカーテン、白いベット何もかも白
そんな私は現在保健室のベッドの上に居る

保健室のベッドで寝ていたら昔の死ぬ瞬間の夢を見た
私は確実に死んだ筈だったのだが気が付けば何故か
記憶を持ったまま生まれ変わっていたのだ
私は前世では、世に言う夢見女子だった訳で
夢小説は沢山それは十分パターンを
把握できる程度に読んでいた

ふいの『事故死』
そして『記憶を持ったまま』生まれ変わる

この条件から導く答えは『転生』である

生前は家庭教師ヒットマンREBORN!と
世界の果てまでイッテQ!が流言っていたので
輪廻の果てまで逝ってQ
とか言ってバカやってたなぁとふと思い出す

――勿論黒歴史である

転生した後思った事はまずよくわからないけど
お母さんは英語を喋ってるのに英語の意味が何となく
脳内で日本語に変換されてる・・・すごい・・・なにこれ
という感動だったしかし自分が喋れる訳ではないので
英語を喋れるようになるか心配だったが何とか
同級生と同じスピードで日常会話をマスターした

次に思った事は、漫画や小説諸々の出版物やアニメ
など見ていたものが完結する前に
死んでしまったんだなと思った確か私が死んだのは
2009年の秋勿論家庭教師ヒットマンREBORN!も
完結していない一体未来編はどうなったのだろう
まぁ・・・考えた所でもう戻れないし・・・
どれだけ考えたとしても真相は前世の中なのだ

で今現在私は日本で言う小学校的な物に通っている
前から薄々気付いてたけど・・・私・・・

ダレン・シャンに成り替わっちゃいました☆

あれだファミリーがシャンで
おっダレン・シャンと一緒やんとか
ちょっと喜んでたんだけど・・・

幼馴染兼親友 → スティーブ
妹の名前 → アニー
お父さん → ペンフレンドいっぱい

本人かよー的なね!
うんスティーブとは本当に仲いいよ出会いは私が
何も無い所で転んで手かしてくれた王子様的な
まぁ今じゃどつきあう親友だけど

しかしスティーブには私が前世の記憶を持っている
という事は話してない、だって・・・
スティーブはオカルト系が大好きだから根ほり
葉ほりすべてを聞き出そうとするだろう
あくまでも前世であり根ほり葉ほり聞かれても
私が黒歴史を思い出して傷つくだけだ

「・・・先生、First Nameって
こっちで寝てますか?」

ん?何でスティーブが・・・?

「First Name起きろよ・・・って
起きてるんじゃねぇかよ」

「お迎えご苦労様ですスティーブさんw」

保健室の時計を見ると時計は授業も掃除も
終わった時間を指していた昼に寝たんだけど
そんなに寝てたのか・・・?!

「ほら鞄持ってきてやったからとっとと帰るぞ」

うむご苦労

「ありがとー」

「気分は?」

「直った!」

「じゃ俺ん家寄って帰るか?」

「勿論、家に帰っても暇だもん」

だってねー家に帰っても可愛い妹が居るだけで
漫画はアメリカンコミックしかないのだよ

そういえばこっちの時代は大幅に前世よりも昔の時代
みたいでテレビも薄くないしアニメはそうやってない
パソコンもまだまだ開発されたばかりで
一般には普及していないようするに現代人だった私は
とても不便な生活を送っている

あと、あれだ便器が冷たいな日本みたいに
ウォシュレットトイレなんてないからねぇー
寒いったらありゃしない

まぁスティーブと他愛もない話と
私の回想をしてる間にスティーブの家に着いた




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