若きバンパイア 1/26





初血 初詣とか初夢とか
そんなぶるいとかに
入るんじゃないかとか
思うくらい大切にしたいもの

私はダレンみたいに血を飲むのには
抵抗はないけどどうしても
ゆずれない所があった

「ラーテン、どうしても初血は
綺麗な女の人の血か
イケメンの血が良いです」

「贅沢な…」

「まぁまぁそれ以降は
我侭言わないから」

「仕方ない あいつはどうだ?」

「うんいいよ」

今現在私達は暗い
街頭がすこしある
公園に居るここなら近道する人
とかが居て襲いやすい訳だ

了解を出した瞬間
顔がイケメンの人をラーテンが襲った

なんか危ない世界だね(コラ

「おぃラナさっさと来い」

「うん」

草むらから出てラーテンに近付いた
丁寧にもう血を出させてだ

「いただきます」

一口舐めたけど不味かった
けど死にたくないし
ラーテンが止めるまで飲んだ

「どうだ?」

「うん力は沸いて来たけど
不味かったよ」
「そうだろう、こういう顔の奴は
大体性格が悪いものだ」

話しながらラーテンが
つばで切った所を直した

「まぁ次は美味しい血が
飲みたい所だね」

「そうそう美味い血
に巡り合うものではないがな」

「そうなんだー」

ようするにそうそう良い人間は
居ない訳ですねぇ分かります
というか私は良い人間なのかぁ

「今更だがあまり不味い血を
飲んだら死に至るから
気を付けつけるんだぞ」

ぁーそういやそうだった
いや今更だよねぇ今更

とりあえず不味い血を飲んで
私の初血は終わった





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