雨の日





窓の外を見ると昨日から
降り続いている雨が静かに降っていた
まだ8時頃で車組(私を含めて)が
パラパラ居るだけで
教室の中は比較的に静かだった

ふと窓の外を見直すと
雨はさっきよりも強くなっていて
ザーザーと雨が地面を叩きつける音が
3階にあるこの教室にも響いた

「うわぁ…体操服持ってきてないよ…」

やっと自転車組みが来たかと思って
入口をみたらダレンがずぶ濡れで
服を気にしながら入って来た

「おはよダレン…あれ?
合羽着て来なかったの?」

「ぁっラナおはよ…
いや着て来たんだけど
車にやられちゃって…」

とりあえずあれだね…
ジャージでも貸そうか…

「女物…まぁジャージの形は
一緒だけどこれに着替えてきたら?
風邪ひくよ?」

「あっ…ありがとラナ」

ふと見ると制服のズボンも
濡れているのに気がついた

「もしやダレン…ハーフパンツも」

ダレンが恥ずかしそうに
辺りを見てから小さく
「うん」って言った
うんそうだね…

「仕方ない…履いてないから
この長ジャー貸すから
申し訳ないけど我慢して…?」

ダレンもあのまま座るのも大惨事だと
薄々感じたのか
素直に「ありがとう」って言いながら
トイレに着替えに行った

ダレンを見送ってから
窓の外を見ると雨は
まだ強いままだった

計画通り

(おぃダレン、ラナにジャージ
貸して貰ってっけどロッカーの中に
あるじゃねぇか)

(うわっ気付かなかったよ…^^
((ズボンまで貸してくれたのは
予想外だったけど)))

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策士家で黒っぽいダレン君(笑
女友達にジャージ貸した話から
折角だから小説にしちゃおう
って事でダレン君
一様アンケで入ってて
それ故書いた果たして
ダレン君に需要はあるものかw




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