ﾊﾞﾝﾊﾟｲｱ・ﾏｳﾝﾃﾝ 12/23
熊の来た道を辿るのは
簡単だった
まぁこの先に何が
あるか私は知ってるけどねー
勿論…
ﾊﾞﾝﾊﾟﾆｰｽﾞの死体だ
石の下の髪の赤い紫色の死体
「誰がこの死体を
埋めたんだろうね」
「さぁな分からんが
以前にもまして気を付けねば
ならんくなったな」
その後もうすぐ夜が明けそう
だったからがけの下で
野宿する事になった
このがけの下は
太陽の位置的にして
日が当たる事がほぼ無い
とりあえずﾊｰｷｬｯﾄの事を
後回しにしていたから
ﾊｰｷｬｯﾄの話しをﾗｰﾃﾝ達に
聞いて貰う事になった
ﾊｰｷｬｯﾄの話しをﾗｰﾃﾝ達が
聞いてる間私は時系列の
事を考えていた
会話してる所を書き手が
書くのが面倒臭いとか
そうゆうのじゃない
ｶｰﾀﾞ→死刑→湖→引き上げ
→ﾘﾄﾙﾋﾟｰﾌﾟﾙ→現在
ってとこかな…？
って事はﾀﾞﾚﾝの場合
ﾘﾄﾙﾋﾟｰﾌﾟﾙになった後は
普通に解き放たれて
死んだから
ｶｰﾀﾞも救われる訳か…
前世とかあんまりそういう事
考えてなかったなぁ
随分お気楽に生きてたもんだ
ﾊｰｷｬｯﾄの話しに耳を
傾け直すとﾊﾞﾝﾊﾟﾆｰｽﾞ大王の
夜が来るって話をしていた
勿論ﾗｰﾃﾝとｶﾞﾌﾞﾅｰは
驚愕して顔が青ざめて
ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ震えていた
「ﾊﾞﾝﾊﾟﾆｰｽﾞ大王の夜か…」
ﾊﾞﾝﾊﾟﾆｰｽﾞ大王ってのは
上下関係が無いﾊﾞﾝﾊﾟﾆｰｽﾞの中で
唯一権力を持つ物で
ﾊﾞﾝﾊﾟﾆｰｽﾞの軍団を率いて
ﾊﾞﾝﾊﾟｲｱに戦争をしかける
って感じだった気がする
そのﾊﾞﾝﾊﾟﾆｰｽﾞ大王が
もうすぐ誕生するって事だ
勿論私は原作を読んだから
誰だか知ってるし
あんな所でﾗｰﾃﾝを死なせる
つもりも無い
とりあえず遠くに居る
ｽﾃｨｰﾌﾞを蹴り飛ばしたい
気分になった
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