ﾊﾞﾝﾊﾟｲｱ・ﾏｳﾝﾃﾝ 5/23
さむい…寒い
…寒いっ!!
うん…この寒さはきつい…
てか死ぬ…!
うんこの旅は何か
弱い者を振り落とす為とか
軽々しく説明した
過去の私を殴りたい…
てか足とかやばい…
もうほとんど凍傷だよ
「僕はもう駄目だよﾊﾟﾄﾗｯｼｭ…」
「…よく分からんが
頑張って歩くしか手はないぞ
歩きを止めてここで死ぬ気
なら我が輩はかまわんが…」
ﾎﾝﾄ冷たい紳士だな…
確か前の中継所をでて
もう3週間目もうそろそろ
次の中継所があっても
いい頃だと思う
「ふむﾗﾅ、あそこに
見えるのは何だと…(ﾆﾔ」
「それは中継所と
言う物であって欲しい」
崖の方を見ると
崖に洞窟が開いていた
もう見るからに人為的で
中継所感満々だ
中継所の洞窟に入ると
私達は足をとめた
「ﾗｰﾃﾝ…血の匂いが…」
「あぁお前は我が輩の
後ろに回れ逃げろと
言ったらすぐに逃げるんだぞ」
私は寒くても大人しく従う
予定だったけど…
背後から聞こえるﾊｧﾊｧした
息の音の元に話しかけるのを
優先した
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