バンパイア・マウンテン 2/23





バンパイア・マウンテンに行くって事で
エブラに話に行ったら
最近知り合った
女の子にエブラはお熱みたいで
女の子の気持ちとか色々聞いて来て

エブラも大きくなったもんだ
とか正直思った

歳って怖いね☆

今や私は40歳位
うん考えなかった事にしよう

「女の子は大体押しに
弱いんじゃないかなぁ
攻めていけば
何時か落ちるんじゃない?」

ギャルゲの極意なんじゃね?
何か全ターン会いに行って
解答さえ間違えなければ落ちるし
乙女ゲーもだよねー

予約してたもっと学園祭の王子様…
長太郎…蓮二君…

何でその前に死んだんだ私orz

後悔…後悔がやばい…
あれって確か自分の名前
呼んでくれる機能あったんでしょ?

悔しい…って
あれ話ずれた?
何の話しとった…?

「ちょっとラナまた
一人で何処の世界に飛んでんだよ」

「うんちょっと夢の世界にね」

「まぁいいや参考になったよ
それで俺に用があったんだっけ?」

「うんそうそう
明日からバンパイア・マウンテン
行ってちょっと私居ないからー」

「へーそうなんだー
って…何そのちょっと
近くの街行って来るから
的な感じの軽い話し方は!?」

「まぁまぁ
ちょっと数年
居ないだけだからー」

「数年って…
とにかく生きては
戻って来いよ?」

「まぁ生きてればねー」

そりゃ生きてなけりゃ
戻って来れないし

「さて荷物の準備するから
また後でねー」

「ぁ俺も手伝うけど?」

「それより彼女じゃない?(ニヤニヤ」

少し離れた所から
こっちを見てる女の子を
指さしてニヤニヤした

どうやらもう
エブラの恋愛の心配は
無さそうだ

「それじゃ
頑張ってねー」

「おっおぅ」

手を振ってエブラの
元から離れるのと同時に
エブラも彼女の元へ
走って行った

うん青春だねぇ

「若いとは良いな」

「そうですねミスタータイニー」

タイニーは私が平然と答えたから
完全に燃焼できなかったようだ

「バンパイア・マウンテンに行くようだが
マッチは是非持って行きたまえ
道程は遠く険しい
しかも君は若いが女だ
吹き荒れる風にたちまち骨の髄まで
凍えてしまうだろう」

「ご忠告ありがとうございます」

この親父うぜー
まぁタイニーはこの性格だから
仕方ないか
何か良い人だったら逆に怖いし

「ところで私のリトルピープル達は
このあたりにいるのかね?」

「えぇ一時間前に食べ物を
持って行ったので多分まだ
食事中かと思いますよ」

「そうか、それは結構
そうだラーテンに伝言を頼めるかね?」

「勿論です」

「それではラーテンに
私と話をするまで
出発しないよう、
伝えてくれないか?」

「了解しました」

「そうか頼んだぞ」

それだけ言って
では失礼って手を振って
タイニーは去って行った




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