バンパイア・クリスマス 12/13





夕方電車がホームにやってきて
それに乗り込んだ

「とりあえず向こうに着いたら
急がなきゃ日が昇りそうだね」

「あぁそうだなそれまで
我輩は寝る事にしよう」

ものの数分で寝てしまう
ラーテンを見るからに
余程こっちに来てから
疲れていたんだろう

とりあえず私は
暇つぶしの為に
魔法書を取り出して
読み始めた

−−−−−−−−−−−−

「ラーテンあと2駅で着くよ」

かなり寝ていたままだった
ラーテンを叩き起して
上に上げていた荷物を下ろした

まだお目覚めじゃない
ラーテンを引きずりながら
電車から降りた頃には
もうラーテンは目覚めていて

予備の血液を飲んでいた

「さてようやく
体力が戻った気がする」

とりあえずラーテンに荷物を
担がせてその荷物の
上に乗っかりながら
ラーテンにしがみ付いた

その瞬間フリットされて

正直死ぬかと思った

それで何とかサーカスに着いたのは
夜が明けるぎりぎり前の話



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