バンパイア・クリスマス 8/13





帰った日の夜
ラーテンの部屋に強制的に
入って料理を作って
無理やり食べさせた
まぁお腹はすいてたみたいで
黙々とおかわりしてから
少し自分を取り戻したみたいで

「助かった後少しだ」

とか言って部屋から出てった
勿論私は明日デートまがいだから
とりあえず髪をカットした

「よし綺麗に切れた」

私の髪は何か
バンパイアっぽくなくて
自分で言うのもあれだけど
細くて繊細だ
手入れもちゃんとしてるしね

服もばっちり
とりあえず普通の服だよ
んー大人し目のパンクかな

布団に入って目を瞑ったら
いつの間にか寝ていた・・・

昨日は疲れてたんだね・・・

――――――――――――

そして次の朝私は
寝坊とかもしないで
普通に起きた

「おはよデビット」

「おはよラナ」

とりあえず映画館
に行く間に店とか
ちょっと見たりしてる間に
いつの間にか到着した

「え・・・これ見るの・・・」

「まさか怖いとか?」

んーまぁホラータッチの
コメディーだからな

「微妙?」

「まぁ怖かったら俺に
抱きついて来いよ(ニヤニヤ」

―――――――――――

数時間後

「はぁ面白かった」

「ぁああんなんじゃ
全然怖くないな」

結構長編ストーリーだったから
もう夕方になっていた

「あのさ今日俺ん家で
ご飯食べて行けよ
ちゃんと送るからさ」

「あうん良いよ帰っても
一人で食べるだけだし」

「えっ?家の人は?」

「ん父さんだけで
夜は仕事で居ないからねぇ」

「そっかじゃ尚更
俺ん家に来いよ」

「うん」

やっぱり裏路地は暗かったから
手繋いでもらった
今更な暗所恐怖症何でだろ

サーカスに居た時とかは
怖くなかったのにね

やっぱり安心感かなぁ

ラーテンは頼もしいし
サーカス内はトールも
レフティも居るからね

「よしここが
俺の家だ」

案内されるがまま
デビットの家に入った





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