ﾊﾞﾝﾊﾟｲｱ・ｸﾘｽﾏｽ 3/13
とりあえずﾗｰﾃﾝが舞台に
出れないって事で
私一人で舞台に出る事に
なったまぁ私一人でも
何とかなるから
まぁいいけどねぇ
（それじゃﾄﾗｽｶ
行って来るね）
（行ってらっしゃい）
とりあえずﾏﾀﾞﾑの檻を抱えて
２階から飛び降りる
降りた瞬間ﾏﾝﾄをひるがえしたら
まさしくﾊﾞﾝﾊﾟｲｱって感じ
とりあえず抱えていた
檻を取り出して机の上に置く
「これより御覧致しますのは
世界一恐ろしい毒を持つ蜘蛛
ﾏﾀﾞﾑの曲芸でございます」
「ﾏﾀﾞﾑに噛まれた者は
一溜りもございません
例えばこの山羊など」
ﾚﾌﾃｨが連れてきてくれた
山羊の上にﾏﾀﾞﾑを置く
（ﾏﾀﾞﾑ殺っちゃって）
その瞬間ﾏﾀﾞﾑに殺られた
山羊が倒れて即死した
「このようになってしまいます
もしﾏﾀﾞﾑを刺激する事でも
あれば･･･皆様の
承知の通りでございます」
「どうか皆様お静かに」
とりあえず笛を吹きながら
ﾏﾀﾞﾑに頼んで動いてもらう
なんとか綺麗で見事な感じだ
うんまた後ろざわざわ
してるんだけどねぇ
ﾏﾀﾞﾑを檻に戻した瞬間
また鼠が雪崩込んできた
とりあえず私は
ﾏﾀﾞﾑの檻を抱えて
また前と同じ通りに
出口を通って外に出た
（･･･なんで大切な時とか
鼠達がよって来るんだろね･･･）
走って出た先には
何故かｶﾞﾌﾞﾅｰが居て
少し話さないかと言われた
「ﾗﾅは何がしたくて
この世界に入ろうと思ったんだ？」
「それはﾊﾞﾝﾊﾟｲｱ将軍
としての質問？」
「あぁそうだ」
そうかまぁ傍から見れば
怪しい異分子だ
「やっぱり助けたい人が
居るからかな」
出来れば色々な人を
助けられるといい
「ﾗｰﾃﾝがな･･･言ってたぞ
お前の血は今まで飲んだ中で
一番美味かったってな･･･
たとえ何を知ってても
悪い事なんか考える奴
じゃないだとよ」
また血の話かよ（笑
「これだけあいつが
信じているんだ
俺も信じる
精々俺らを裏切らない
行動を頼むぞ」
「了解」
その後ｶﾞﾌﾞﾅｰは私の頭を
撫でてから笑いながら
ﾌﾘｯﾄして行った
やっぱりｶﾞﾌﾞﾅｰはいい人だね
象さんﾊﾟﾝﾂはあれだけどね
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