若きバンパイア 20/26





その後皆一斉に
準備に取り掛かった
私はリテルピープル達の
食べ物を探さなくちゃ
いけなかったから
皆とわかれて森に入った

まぁ面倒だったから
よかったけどね(←

うん私かなりの
面倒臭がりやだからね
今世では正義感?
というか運命に乗って
行動してて面倒臭がりに
見えないと思うけどね(笑

まぁリトルピープルのお世話も
仕事の一つだしねー

とりあえず何匹か捕まえた分
をレフティに渡していると

スタッフの人から伝言を貰った
話を聞くに
ミスター・トールが私をお呼びだそうだ

――そして
私は現在ミスター・トールの
トレーターの前に居る

よしノックして入れば
良いんだっけ?
コンコンコン

「誰だ・・・あぁ
ラナか待っていたぞ」

「それで何の御用でしょう?」

「今晩サーカスをやる事は
聞いているな?」

「はぃ勿論」

「それでだな前
やってもらった
ハーメルン紛いの事で
客寄せをして
もらおうと思ってな」

うんハーメルンもあるけど
私のは楽園パレードだぜ
サンホラーなめんな

「了解です」

「うん良い返事だ
早速だが今から頼む」

「じゃ行って来ます^^」

とりあえずトレーラーを出て
テントに閉まってあった
笛をとってからサーカスから離れた
とりあえず街の中を通り過ぎて
一度町外れに出る

結構な距離だけど
まぁ私は半バンパイアで
体力があるから
楽な訳だけどねー

うんさて吹き始めるか

トゥルトットゥトゥルトットゥトゥル
トゥトゥルトゥトゥルトゥルトゥルトゥル〜♪

吹きながらとりあえず
街を横断するように歩き始める

事前に鳥さんに頼んで
チラシが入った籠を
持ってもらって
空から散らして貰っている

食べ物で手を
打ってくれたからよかった

とりあえず
路地裏を選んで歩く
一様フリークショーだからね

お昼過ぎでも
路地裏には
何人か人が居て

鳥が散らしてくれた
チラシを拾っていた

日が暮れて
暗くなって来たから
私は最後に表通りに出た
やっぱり少し暗いから
人がまばらで

私の後ろについてる子達
を見てかなり驚きつ
チラシを拾ってくれていた

裏路地の噴水広場について
そこで笛を吹くのを止めた

その瞬間ついてきていた
猫とか犬とかがそれぞれ
散らばっていった

そしてその場に残ったのは
野次馬と鳥さん達だった

猫達が居なくなってから
私は次に野次馬に囲まれた

「なぁさっきの
どうやってたんだ?」

「お譲ちゃんも
このシルクドフリークの一人なのか?」

等々色々聞かれたけど
私は噴水の縁に立って
皆に伝えるように言った

「先程のパレードは
お楽しみになれましたか?
私の笛の音に操られ
集められた者たちの群れ
でございます
動物も然り人間も然り
しかし私の仲間は
これ所の話ではございません
どうぞ勇気の御有りの方は
こちらに是非おいで下さい」

(よし鳥さん達
チラシ全部巻いちゃって)

チラシで視界が悪くなった瞬間
私はその場から走りさった

半バンパイアでも走れば早い
人間よりは早く走れる

そのままつっぱしって
サーカスに戻った

ちなみに余分だった
チラシは鳥さん達に
回収を頼んだら
ちゃんとやってくれたから
良かった

(鳥さんありがとう
じゃこれお礼の食べ物だよー)

1匹1匹に食べ物の
入った袋を渡す
それで全部渡した後
ミスター・トールのトラックに行った



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