若きバンパイア 19/26





あれから数日
R・Vと会わなくて
私は万々歳だった

しかしもうあれだ
はっきり言って
会いたくない

エブラは気に入ってた
みたいだけどね
私には無理だ ダメ・ゼッタイ

「それでレフティ
食べ物は足りる?」

レフティは話せないから
少し首を振った

「ん分かった
もうちょこっと
とってくるね」

レフティに手を振ってから
袋をとりにサーカスに戻った

よく分からないけど
まだ朝早いのに
どうしたんだろ
皆集まってるし・・・

「あラナ、ちょっと
こっちおいでよ」

「ん?エブラどうかした?」

エブラは皆の間を縫って
中央に居た人物の
元に連れて行った


「なぁコーマックこいつが
ラナ・シャンって言うんだ
あれ見せてやってくれよ」

「おおこいつがお前が言ってた」

うん話ついてけないんだけど・・・
まぁいいかもうあきらめたよ

「えっとはじめまして?」

「あぁはじめましてだな」

握手しようと手出して来た
から素直に手をだした

その瞬間彼は自分の
手をナイフで切断した

【げっ・・・なんつーもん
さらしてくれとんじゃ・・・!!】

やばっ本性でちゃった
まぁ日本語で言ったから
誰にもばれん(←

コーマックを見たら切った先から
また手が出てきていた
はっきり言ってきもい

「おぉ何か分かんねぇけど
驚いたみてぇだな」

「ラナ、今の何語?」

ははっエブラよそこは
つっこんじゃ駄目だぞ☆

「ただ驚き過ぎて
言葉にならなかっただけだよ」

「そう?まぁいいかぁ」

単純だな流石エブラ

「おぃお前ら俺の事
忘れんなよ改めてだが
俺はコーマック・リムズだ宜しくな」

「うん宜しく」

コーマックが色々ペラペラ
説明してくれて
(私は面倒臭かったから
今一聞いてなかった訳だ)

そんな中私達が長時間
さぼってたからしびれを
きらしてミスタートールが宣言した

「おぃいい加減にせんか
くわしく説明してる暇はない
我がサーカスは休みすぎた
忘れたりされんうちに
また始めねばならん」

おぉとうとうあれか

「いいか皆に伝えてくれ
休みはこれまでだ
今晩かショーを始めるぞ!!」

周りに居た人達が
一斉に歓声を上げた





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