若きﾊﾞﾝﾊﾟｲｱ 13/26
次の日ｻﾑは来なかった
まぁ原作的には
３日目に出会う筈だったから
多分お母さんとかに
足止めされてて
調節されてたんだと思う
まぁ３日もすれば
仕事も慣れる訳で
ﾄﾗｽｶと話したり
他の人達とも話をしたり
する暇が結構出てきた
「それでﾗﾅ？」
「ん？何？ｴﾌﾞﾗ」
「あそこの木の陰に
誰か居るみたいなんだけど…」
あのちっこいのはｻﾑだな
「あぁ、ｴﾌﾞﾗに紹介するよ
おーぃｻﾑ出ておいで」
ｻﾑは少しも躊躇わないで
堂々と木の陰から出てきた
「あー驚かせようと
思ってたのに…」
いや私より先にｴﾌﾞﾗが
気付いてたから
あんまり意味ないと思う
私あんま驚かない人間だし
まぁ一番驚いた事が
輪廻転生だからねぇ
「はぃはぃ」
「えっとﾗﾅこの子誰？」
あぁｴﾌﾞﾗ忘れてた
「ｴﾌﾞﾗこっちは…」
「僕、ｻﾑ・ｸﾞﾚｽﾄ宜しく！」
ちっ私の言葉に被りやがって
だから子供は（←
「俺の名前はｴﾌﾞﾗ･ﾌｫﾝ宜しくな」
「ﾌｫﾝだけ？」
「そうﾌｫﾝだけ」
その後ｻｰｶｽを周って
色々な人に会わせてあげて
ｴﾌﾞﾗとｻﾑは結構仲良くなってて
何故かｴﾌﾞﾗがからかわれて
赤くなっていたのが
少し気になった
ちなみに昨日は
深夜に抜け出したのが
ばれて外出禁止に
されていたらしい
昨日みたいなのは
簡便って事でｻﾑは
暗くなったら早々と
帰っていった
ｻﾑを送ってきた後
前を歩いていたｴﾌﾞﾗが
歩くのをやめたんだけど
どうしたんだろ？
「ｴﾌﾞﾗ？どうかし…」
少し先を見ると
ﾃﾞｽﾓﾝﾄﾞ・ﾀｲﾆｰがﾘﾄﾙﾋﾟｰﾌﾟﾙを
連れてこっちに歩いて来てる
所だった
うん、あれが私の親父か
何か近くで見るとやだな
うんこっちの世界のﾊﾟﾊﾟのが
断然素敵だと思う
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