若きﾊﾞﾝﾊﾟｲｱ 10/26
夜って事で
ﾗｰﾃﾝは久しぶりに
十分寝た感じの清清しい
ｵｰﾗを放ちながらやって来た
「ﾗｰﾃﾝおはよー」
「おはようﾗﾅ」
「お腹減ってるでしょ？」
「まぁな」
「ｶﾚｰ作ってるから
強制的にｶﾚｰだよ」
「おぉ今日はｶﾚｰか」
「甘口か辛口かどっちがいい？」
「普通位でかまわんぞ」
普通位か私ｶﾚｰ嫌いだから
味見する気ないんだけどね
あれだ適当にﾚｼﾋﾟ通りに
やったこのままでいいかな
「じゃこれでいいね
はぃこれでどうぞ」
「ありがとう」
ﾗｰﾃﾝが一口食べ始めるのを待つ
美味いのか？逆に聞きたいｗ
「うん美味いぞ」
「おーそりゃよかった
じゃぁお風呂入ってくるね」
「お前も一緒に食わんのか？」
「自分の分は別のもん
作って食べたし」
「そうか…」
何その寂しそうな顔は
「じゃお風呂はいってくるね」
「あぁ…」
さてﾗｰﾃﾝはほっておいて
お風呂にLet's go!!
ﾄﾗｽｶと話してた時
お風呂に誘われたんだよねぇ
「ここかな？」
扉をﾉｯｸすると
（どーぞ）って言ってくれたから
服を脱いで扉を開けたら
お風呂場が見えたのと
一緒にﾄﾗｽｶの後姿が見えた
ｼｬﾜｰを浴びているみたいで
何かｴﾛｲいいな私も
生き続けてたらﾄﾗｽｶ位の
歳だったのにな…
（いやﾎﾝﾄ、
ﾄﾗｽｶが居て助かったよ）
（ふふそう？）
（そうそうﾗｰﾃﾝなんて
あんまりお風呂の概念が
ないみたいだから）
（そうねぇﾊﾞﾝﾊﾟｲｱは
綺麗好きだけど
女の子の気持ち
あんまり知らないものね）
（うんうん）
（さ洗ってあげるから
ここに座って？）
うん自分で洗えるけど
洗ってもらうのも好きだから
お言葉に甘えとこう
年齢らしくね（ﾌﾌｯ
（んお願いします）
（ふふ目つぶっててね？）
（分かったー）
静かに待ってたけど
なんか嫌な沈黙じゃなかった
（後は洗い流せば終わりね）
ｼｬﾜｰで洗い流してもらって
かなりさっぱりした（歓喜
（ついでに切ってあげるわ）
（いいの？）
（えぇもちろん）
整えて貰ってる間
色々ｻｰｶｽの話を
したりして女同士の
会話を楽しんだ
ﾄﾗｽｶにはあの事
言っちゃおうか？
（ねぇﾄﾗｽｶ）
（どうしたの？）
（あのねﾄﾗｽｶって口堅い方？）
（えぇ堅い方ね秘密の話？）
（うん絶対時が来るまで
皆には内緒でね）
（分かったわ）
ﾄﾗｽｶに話した事は
前世の事とﾊﾞﾝﾊﾟｲｱの基本情報は
もう前世で知っている事
だけ言った
未来を知ってる事
は流石にﾄﾗｽｶでも言っちゃ
駄目だと思うし
（ふふﾗﾅって意外に
歳いってたのね＾＾）
（そっ…それは
言っちゃ駄目だよ）
（ところで用意した服
これだけど大丈夫かしら＾＾）
あーほんと乙女が着る服だ
うんでも私に似合うのか？
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