若きバンパイア 9/26





「もう起きて来たのか
仕事に支障がないといいが…」

「あぁラーテンの背中で
寝てたんですよ」

酔うから寝ちゃったんだよねぇ

「それならいいだろう
さて、今日は君が普段する
仕事を決めるとするか」

ふむ私は何でも出来るけどね

「どうだ、料理は得意かね?」

「レシピさえあれば」

まぁ持ってるレシピに
人数分かければいいしね

「それなら大丈夫だろう」

「縫い物はどうだ?」

「布なら縫えますよ」

いや流石に人間とか
縫うとか簡便だし

「ふむ手で洗濯をした事は?」

「多少は」

うん色々前世で色々
やってたからね

「それらはいずれやって
貰うとしてここでの生活に
慣れるまでエブラと組んで
雑用をこなしてもらおう」

結局聞いといてこれか
うん驚くほど原作通り

「了解です」

「エブラお前もいいか?」

「勿論です」

その後ミスター・トールと分かれて
さっき居たテントに向かった

「でこれから何するの?」

「俺の蛇の牙から
毒を絞り取るんだよ」

うん毒かー
とり方が分かれば
話せるから大丈夫かなぁ

「うん取り方教えてくれれば
大丈夫だと思うよ」

「ラナって
意外と度胸あるよね?」

ん?そうかな

「そう?」

「そうそう」

とりあえず蛇と話しながら
怒らせないように毒を抜いてから
蛇の体を洗った訳だ

「こんなもんでいいかな?
次はウルフマンだね」

ウルフマンかー
デモナータ・ハリポタを思い出すよね
まぁハリポタは自我があるしずっと
狼人間じゃないんだけど
デモナータとダレンシャンは
これと同じ感じだよね

まやっぱり作者の
思いがあるんだよねぇ
結局デモナータどーなったんだろ…
うん死んだから分からん
気になる(←

うんでも仕方ないか
そんな事言ったら
死ぬ前の奴全部気になる

「ラナ、何かぼーっと
してたけどどうかした?」

「ん?あぁごめん考え事してた」

うん間違ってはいないね

「そう?まぁいいや
ここら辺から肉投げれば
勝手に空中でとって
食べてくれるから」

ふむ反射神経がいいんだね
でもさ今気がついたんだけど

自我無いって思ってたけど
あれだちょっとは自我あるわ
なんかうなり声の中に時々
家に帰りたいとか
お母さん…お父さんとか
一緒に遊びたいとか聞こえた

あの一家が関係して来るのかな?
どうなんだろうまぁ私の
この人生には関係無い事には
なるんだろう
そういう話は全くなかったから

とりあえず丁寧に肉を投げた

「これで終わりだね」

「うん」

最後の一つを投げてから
バイバイって心の中で送ったら
何故か大人しくなった

「あれ?何で
大人しくなったんだろ?」

「ほら食後で眠くなってきた
んじゃないの?」

「んーこんな事
今まで無かったんだけど」

私のせいかまぁいいか
結局私にはどうにも出来ない
んだもんねぇ

その後原作通り何やかんや
やってたら夜になった



- 27 -


【BACK】


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -